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2018年06月07日(木)

アカデミーにInsektenhotel(虫の家)ができました!

6/2(土)に岐阜・美濃生態系研究会さんとの連携でオープンカレッジ連続講座「虫の家をつくろう」の第1回目の講座を開催しました。この講座は昆虫のすみかを自分たちで作り、それを利用する昆虫達の観察を通して、人と自然環境の関わりについて新たな視点を得ることを目的とするものです。昨年までの講座ではササを短く伐って束ねた簡易な「虫の家」をつくっていましたが、今年はドイツでよく見られる小屋型のInsektenhotelを参加者と共に作り、アカデミーに設置することにしました。

例年通り親子参加の方が多く、賑やかに講座は進行します。まず食品に利用されている昆虫や、茅葺き屋根に多くの虫が住んでいたことを題材に、人と昆虫の関わりについて話をしました。そして今回の講座で作るドイツ式の「虫の家 Insektenhotel」について、現地での写真を交えて紹介。穴を開けた木片や草の茎には管住性のハチ類などが入ること、それ以外にもテントウムシやチョウなどの越冬場所となること、利用する虫は果樹や野菜などの花粉媒介の一助となっているものもあること、それゆえガーデニングの一環として普及していることなどを説明しました。

講座の説明

子供達も写真を見ながら熱心に聞いています!

趣旨説明の後、昆虫のすみかとなる材料の準備と、取りまとめた材料を入れていく本棚のような小さな小屋を作成します。小屋の材料は事前にアカデミーの木工専攻2年生のMさんに切っていただきました(Mさん、ありがとうございました)。

木を切ってもらっている様子

木を切ってくれているMさん。助かりました!

すみか材料はアシ、ネザサ、細い竹、短く玉伐った木片、古い葦簾(ヨシズ)、モウソウチク、松ぼっくりなどです。アシは琵琶湖岸で葦簾作りに使われているものを、岐阜・美濃生態系研究会の方に持ってきてもらいました

様々なすみか材料

琵琶湖岸からもらってきたアシ(ヨシ)です。他にも様々な材料を用意しました。

ネザサやアシ、細い竹はそのままだとばらけてしまい扱いにくいので、長さを揃えたモウソウチクに詰めていきます。子供達も頑張って作ってくれたおかげで順調に作業が進みます。また短く伐った木片も断面や側面にドリルで穴をあけていきました。

材料をつめている様子

親子で協力して材料をつめていきます

並行してそれらの巣材を詰めていく小屋(棚)も作ります。こちらも、順調に作業が進み昼前には完成!それまでにできていた材料を仮詰めして、昼休みとしました。

 

昼休み後、午前中の作業の成果を共有したのち、巣材となる松ぼっくりを集めに行きました。ホトトギスの鳴き声を聞きながら桑の実を食べるなど、楽しみながら松ぼっくりを拾います。子供達が頑張ってくれたおかげであっという間に集まりました。

工房へ戻り、午前中の材料と合わせて皆でレイアウトを考えます。どんな虫が入るのかを想像しながら、カッコよく、可愛らしいレイアウトにするのは楽しい作業です。

材料を小屋につめている様子

レイアウトを考えて、かっこよくつめていきます

材料を詰めたのち、不安定なものがこぼれ出さないように、金網で固定します。これで完成(!)ですが、まだ材料と時間が余っていたので、葦簾やネザサを束ねたものを小屋の側面にぶら下げることにしました。賑やかな感じになって、良い雰囲気です。

できたものを外に持っていき、杭で固定して完成!!かっこいいものができました。

虫の家を設置したところ

完成したものを設置!上出来です(自画自賛)

色々な虫たちが利用してくれるといいですね。次回10月の講座の際には入った昆虫たちの観察を行います。住人(住虫?)に会えることを楽しみにしていて下さい。

虫の家の前で集合写真

虫の家を囲んで、はいチーズ

この講座は2回の連続講座ですが、まだ若干定員に余裕があります。10月の第2回目講座の際に追加で募集することを予定しています。詳細はあらためてイベントページにアップしますので、興味を持たれた方はお申し込みください。

講座終了後、世界最小のトンボのひとつ、ハッチョウトンボの観察に行きました。講座外でのお誘いでしたが、皆で行くことに。ほとんどの方が初めて見るということで、こちらも満足していただいたようでした。(教員 津田 格)


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