多用な視点を持つ:獣害対策PG
これまでも様々な視点から獣害に対して向き合う構成で実施した獣害対策プログラム
活動報告では細かく紹介しきれていない事も沢山ありますが
・関係法令

・野生動物管理について

・ニホンジカの行動

・野生動物の生態

・調査手法

・防護対策の視察と実践

・利活用(食肉・骨・角・皮)


・地域での対策の実践地視察

・捕獲手法(銃・罠)


を延べ14日間に渡り理解を深めて行きました
そして、更にそれらの学びの総まとめとして郡上市の山林で2泊3日の合宿を行いました。
フィールドは郡上市の古川林業さんのにご協力いただき今回の実習を実施することが出来ました。この地域では10年前まではニホンジカの被害はなく、対策を行わなくても順調に育成していたそうですが、近年では対策をしなくては苗木が育たなく余計なコストがかかってしまうとの事でした。木材価格が低い水準にある中、余計なコストがかかることは林業にとっては死活問題です。

下層植生の衰退度の調査を実施

調査とトレイルカメラの映像を基に罠の設置

宿泊地は鹿柵の中。森の中で夜の気配を体感

天候が悪く良い成果は出ませんでしたが「惜しい」とういう場面も

気配の主も姿を現しました
結果としては3日間とも雨を伴う悪天候で、対象としていたニホンジカの捕獲を行う事が出来ませんでしたが、トレイルカメラに補足された映像と罠の反応から確かに動物が活動している事を実感できました。フィールドの調査と夜間の気配・自分らが関わった罠の近くでの鳴き声など、リアルな空気を感じることで、知識だけの対策ではなく野生動物の行動原理にも意識が向いた森林技術者に育ってもらいたいと思います。
林業大学の中でもこれだけの日数(total17日間)をかけて獣害対策のカリキュラムが組まれているのは恐らくアカデミー以外にはありません。さすがアカデミー!!趣味が土台にある狩猟ではなく「捕獲者」としてのマインドを林業に関わるエンジニア科・クリエーター科双方に学んでいただけたのではないでしょうか。
本カリキュラムを実践するにあたり、多くの関係者様にご協力いただきました。
中森先生、岐阜県 環境生活政策課 生物多様係、郡上農林事務所、岐阜大学 鈴木教授・安藤准教授、南アルプス生態邑大西所長、岐阜森林管理署、飛騨高山舞地美恵、morinos伊佐治様、三州しし森社中、古川林業、近江屋ロープ、岐阜県森林技術開発 普及コンソーシアム の皆さま、本当にありがとうございました。
報告:新津裕(YUTA)