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2025年12月29日(月)

林業専攻 冬の体験授業はじまりました!

 森林文化アカデミーでは「冬の森林文化 体験授業月間」として林業、森林環境教育、木造建築、木工の4専攻で特色を活かしたプログラムを用意しています。

林業専攻では、主にクリエータ科で行っている学びを全8回のオンラインセミナーを開講しています。

冬の森林文化 体験授業月間 2025.12〜2026.01

 

今回は12/24(水)に開催した第1回と第2回のオンラインセミナーの様子をお届けいたします。

 

第1回「森林と人を持続的につなぐ学びとは〜林業技術者(プランナー、フォレスター)になるために〜」講師:杉本和也

第1回では、「林業技術者(プランナー、フォレスター)とはどんな仕事なのか?」という問いからはじまりました。

林業は、木を切る・植えるだけの仕事ではありません。

森林を長い時間軸で計画し、管理し、人と自然をつなぐ仕事です。

そのために必要となる学びはとても幅広く、

  • 造林学(木を育てる知識)

  • 生態学(森林や生き物のしくみ)

  • 経営学(お金・組織・事業)

  • 土木学(道づくりや現場条件の理解)

など、複数の分野を横断して身につけていく必要があります。

「これから森林や林業に関わりたい」

「自然と社会の間に立つ仕事がしたい」

そんな人に向けて、林業技術者という仕事の全体像を示してくれる回でした。

 

第2回「森を育てる造林学」講師:大洞智宏

第2回のテーマは「造林学」になります。

日本の森林の約40%は人工林であり、スギやヒノキなどの人工林施業が、日本林業の中心になっています。

大洞先生の講義では、

  • 人工林施業の基本的な考え方

  • 下刈り・間伐など、個々の作業の意味

  • 特に今回は植栽という作業に焦点をおいた将来の森林の姿を想定したながらどうやって植栽するのか

が丁寧に解説されました。

特に印象的なのは、一つ一つの作業が、将来の森の姿につながっているという視点です。

造林は単なる作業ではなく、「どんな森を次の世代に残したいのか」を形にする仕事です。

その考え方を垣間見る回となっていました。

 

 

今回の講義はYouTubeにてオンデマンド配信を行っております。

他専攻の動画やアカデミーOBインタビューなど多数の動画を閲覧できます。

詳細はこちらをご確認ください。

 

 

次回は、12/26(金)19時、1/7(水)19時、1/8(木)19時から開催いたします。

是非皆様ご参加ください!

林業専攻 冬の体験授業2025

 

 

 

林業専攻 中森