弁当箱とカゴ展 2022 製作レポート②
9月30日(金) 10月1日 (土) 2日 (日)の3日間、岐阜市にある長良川デパートで、木工専攻の学生6人が製作した弁当箱とカゴの販売を致します。
岐阜県産材を使用し各々が考え製作したお弁当箱に加え、今回はカゴも2種類あります。展示期間中は作品の販売も行います。皆様のご来場をお待ちしております。
6人の学生が製作したお弁当箱はどんな想いで作られたんでしょうか、それぞれにレポートしてもらいました。
オーバルランチボックス 製作秘話
木工専攻２年の高橋敏です。
岐阜市の長良川デパートにて、森林文化アカデミー企画展「―森からのいただきものーお弁当箱とカゴ展」を９月３０日（金）～１０月２日（日）にて開催いたします。
私は「オーバルランチボックス」を製作し、展示販売いたしますので、本ブログにて紹介いたします。
オーバルランチボックス
アカデミー入学した後、シェーカー家具に強く興味を持つようになりました。シェーカー家具のオーバルボックスはシンプルで洗練された形状がとても魅力的です。特に留めの形状が特徴であり、つばめの尾に似ていることからスワローテイルと呼ばれています。
今回商品化の授業にてオーバルボックスにインスパイアされたお弁当箱が製作したいと考え、また美味しいご飯を食べたいと思い、ご飯のおひつに使用されているサワラを使用したいと考えました。
試作にて多くの検討を行いました。繊維が伸びず曲がらないと言われていたサワラを曲げること、岐阜県産材のサワラを入手すること、汁漏れ防止、スワローテイル成形、スワローテイル接着、天板や底板の木釘打ち、天板や底板の成形、製作時間短縮などの課題について、教員の方々からアドバイスや叱咤激励をいただきつつ、目標に向かって諦めずにトライ＆エラーを繰り返しました。
サワラを曲げている
最終的に本製作でスワローテイルの成形と接着にて目標レベルを達成できず、歪な形状で接着剤のはみ出しが残る結果となりました。学内にて協議した結果、お弁当箱としての実用性は問題がないため、お客様からの声もらうことで学びを得たく、販売価格を下げて展示販売することになりました。下記3個限定にてオーバルランチボックスを4,500円(税込)にて展示販売させていただきます。
展示販売予定の3個限定オーバルランチボックス
品名：オーバルランチボックス
素材：岐阜県産材サワラ（天然）
塗装仕様：ウレタン／ガラス
大きさ：約186x128x55mm
重さ：約90g
最大容量：約600ml
学生一同、「―森からのいただきものーお弁当箱とカゴ展」でお待ちしています。
岐阜県立森林文化アカデミー 木工専攻2年 高橋 敏