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2016年05月26日(木)

広葉樹林施業の結果はいかに

クリエーター科林業系の科目『森林施業演習』で、高山市荘川町の広葉樹林を調査しました。

ここは、森林研究所の「荘川広葉樹総合試験林」。その中の除伐試験地が、除伐をしてから15年たちました。除伐の効果を評価するためと、次の間伐試験に移行するため、試験地の調査をすることになりました。その調査に同行させていただき、調査をお手伝いしながら、いろいろなことを学びます。お題は、①約30年生の広葉樹二次林の姿、②除伐の有無による林分構造の違い、③林分調査の手法、です。

まずは、調査の目的を確認し、段取りを立てます。ここ、とても重要です。もちろん、研究のための調査でなくても。

調査区の設定には、苦労しました。求める条件のすべてを満たすことができない中、どのように調査区をとればよいか、優先順位を考えて検討します。

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樹種の確認、ナンバリング、胸高直径(周囲長)・樹高・枝下高の測定、材の利用を考えた樹幹形の評価、調査のプロと一緒に調査を進めました。

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今回は、間伐の選木まではできませんでした。この後、選木と間伐作業にも立ち会えると、広葉樹林施業への認識がグッと深まるでしょう。

 

報告:横井秀一