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2016年12月13日(火)

オープンカレッジ 「身近な森の手入れ第3回」実施しました。

オープンカレッジ「身近な森の手入れ」第3回は、11月27日㈰「スギ・ヒノキ人工林の手入れ・入門編」として、美濃加茂市昭和村公園内で開催されました。

1回目、2回目と同じく、森林文化アカデミーと昭和村公園との連携講座です。

あいにく雨天の中でしたが、熱心な受講者の皆様が参加されました。

初めに講義の予定でしたが、午後は雨量が増す予報であったため、簡単な説明の後、小雨の中、すぐに現地に向かいました。

ヒノキ人工林に到着です。

 

 

まず、現状知ることから始めます。森林としての健康度のチェックです。

「矢作川水系森林ボランティア協議会」が開発し普及している「森の健康診断」という手法にならって調査を始めます。

 

混み具合は超過密、と出ました。

 

 

ではどれくらい間伐すれば適正な密度になるのかを計算してみるとな、なんと本数の半分を切らないといけないようです。

 

 

しかし、一度に半分の木を切ってしまうと、しばらくは気象災害を受けやすい林になるので、2回に分けて10年間で適正な密度に近づけることを管理者に提案しました。

次に、実際の手入れ方法についての説明です。

枝が混み合ってくると、間伐より先に必要になるのが枝打ちです。特にヒノキ林は枝が混み合いやすく、枝が枯れてもなかなか落ちてくれません。

そのままにすると、将来材木として製材品になるときに、死に節と言われる欠点が出やすくなり、商品価値が下がってしまいます。

そこで、林業の仕事として、梯子に上ってのこぎりやナタを使う枝打ちが昔から行われてきました。

 

 

最近は、梯子を上らなくても、地上から悍を延ばして作業できる伸縮型のこぎりも普及しています。

次に、混み合ってきた林の間伐です。 隣り合う木が近いため、倒すときには大概かかり木になってしまいます。

これを安全に倒すため、あらかじめ伐倒する木にロープをかけ、波を送って高いところにあげておき、いざかかり木になった場合にロープを引いて安全に倒す技術があります。

時間と天候の都合で今回は伐倒することができませんが、ロープをかけて、高く上げる技術を体験しました。

午後は予報通りに雨が強くなりました。順番を入れ替えてよかったー!

講義では人工林の種類やその目的、多面的機能の説明をしました。

未経験ですが、今後所有する人工林の手入れをしなければならないという方からは、手順通りにやれば自分にも何とかできそうな気がした。という心強いコメントがありました。

既に人工林管理の経験を持つ参加者の方からは、より具体的な質問が出ました。

悪天候でしたが、熱心な参加者の皆さんが集まられ、充実した一日でした。

以上、報告は講師の原島でした。

 

 

 


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