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2021年11月09日(火)

「林業架線を学ぼう」(模型架設編)

林業架線では、数種類のワイヤロープと多くの滑車を立木に取り付けて集材する仕掛けを作って行きます。

テキストで作設方法を学んだからと言って、すぐに架設できるようになるわけではありません。

今回の実習では、事前準備として集材するためのワイヤロープをどのように張り巡らせばよいのかをイメージできるようになるため、校内の中庭で模型を使った架設を行いました。

模型のパーツには、実際に使用する器具が揃っています。

上写真の左から作業索の方向を変えるガイドブロック、中央は主索を吊り下げるサドルブロックと中間支持金具、右は荷を掛け材を運ぶための搬器、ロージングブロック、重錘、シャックルが並んでいます。

 先ずは、搬器が行き来するための場所を決め、主索を張り渡す立木(元柱と先柱)を決めます。

次に電動の集材機から2種類のワイヤロープ(エンドレス索と荷上索)を出し、搬器を動くようにするための仕掛けを作ります。

今回は、集材機の前にあるムクノキを向柱として利用し、ガイドブロック(黄色の小さな滑車)を使って、ワイヤロープを90°曲げワイヤロープが搬器にスムーズに取付できるようにしました。

搬器を主索に掛ける頃には、これまで学習した機械集材装置としての形が見えてくるので、説明しなくても学生達が進んで作業するようになります。

張り上がった機械集材装置を一通り見て回り、索の交差が無いか。索と器具の連結はシャックルで確実に止まっているか。索が地面を擦っていないかなどを点検し、気が付いた箇所は修正します。

点検が終わると、一人ずつ集材機に乗って運転を行います。エンドレスドラムを回転させ搬器を往来させたり、荷上索を回転させ重りの付いたフックを上げ下げして、搬器が動く様子を確かめます。

このように実践前に模型の架設を体験することで、現場でイメージがしやすくなります。次回はいよいよ演習林での架設です。

林業専攻教員 池戸秀隆


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