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2021年02月12日(金)

「プロジェクト・アドベンチャー入門 」(1日目)

今年度初めて立ち上がった授業「プロジェクトアドベンチャー入門」の実習を、最近本巣市に完成したロープスコースにて実施してきました。その様子を学生の松川くんが報告してくれたので紹介します。

→ プロジェクトアドベンチャーとは:https://www.pajapan.com/aboutpaj/aboutpa/

 

<以下、松川くんの報告>

 2月1日、岐阜県本巣市へPAをしに行ってきました。PAと言ってもパーキングエリアではありませんよ、プロジェクトアドベンチャーのPAです。現地に着くと、早速ファシリテーターの菱川さんと合流。まずは部屋の中で、 Project Adventureについてわかりやすく解説してくれました。

 Adventureという言葉の中にはAdventとventureという言葉が隠れていてAdventには「一皮むける」や「生まれ変わる」という意味があり、ventureにはベンチャー企業のベンチャーで「リスクを負ってチャレンジする」という意味が合わさっているということでした。

   

 まずは、チェックインです。チェックインでは今現在の自分の気持ちを表している写真を手に取りなぜそれを選んだのかを説明しました。崖っぷちに立っている写真や赤ちゃんの写真、カブトムシのサナギの写真だったりとそれぞれがそれぞれの気持ちを表している写真を選んでいました。  

 チェックイン後はA4用紙に自分の手のトレースをして「人と接する上で大切にしていること」を5つ、各指の部分に書きました。そして、各々が理由や考えを発表し、それを聞いてそれまで考えもしなかったことや気が付いていなかったこと、改めて大切だと思ったことなど共有し、お互いの理解を深めました。  

  続いて、ゾーンについての話を聞きました。普段、我々はコンフォートゾーンと呼ばれる自分にとって快適な、心地よいゾーンにいるが、このゾーンを広げていくことが、人生を豊かにしていくことに繋がるというお話しでした。図でコンフォートゾーンを中心にその周りをストレッチゾーンが囲んでいて、またその周りをパニックゾーンで囲われており、コンフォートゾーンからストレッチゾーンへチャレンジしてコンフォートゾーンを広げることの大切さを理解できました。   

 続いては、屋外のフィールドでムカデ競争をしました。競争といったものの、相手がいるわけでなく、2分間×5本で目標地点まで到達しようというもので、我々は一番遠くにある50〜60m先の柱を目標に設定しました。そして、この目標設定が無謀であることを我々はまだ知りませんでした。もう一つルールとしてムカデから落ちた人は最後尾に回ると設定されました。

 

雪上ムカデ歩き

 まだ積雪が残るフィールドでのムカデ競争は困難を極めました。1本目、5メートルも進むことなくタイムアップ。2本目は1本目よりも進むも目標地点にはほど遠く、足を運ぶタイミングを調整したり、並ぶ順番を変えたり、それぞれの体力や体格の違いを考慮した作戦で挑み本数を重ねるごとに記録は更新していくも5本やってもクリアには至りませんでした。  目標達成することができなかったので、泣きの1本をすることになりました。今回は落ちても最後尾に回ることなくそのポジションのまま続行するということで、それぞれがいろいろなアイデアを出しチャレンジし、目標地点までは到達できました。残念ながら目標時間を達成することはできませんでした。しかし、大きな達成感を得ることができました。  

 その次は高さ8mの所から空中ブランコに飛び移るというチャレンジでした。これには当然命綱が付いているので、安全は担保されているのですが、この命綱は仲間達が持っており、信頼関係が試されるチャレンジでした。私は2番目にチャレンジしました。スリリングなことが好きで、1番目にチャレンジしたえりちゃんがすんなりとジャンプしたのを見ていたのもあり、高さに恐怖することなく仲間を信頼して気持ち良くジャンプすることができました。  

 

 みんなが一人の為に命綱を交代しながら持つことで、飛ぶ側だけでなく支える側の人間としても一人では成しえないこのチャレンジを経験できました。

 

 最後に、チェックアウトで本日のふりかえりをしました。チェックインの時と同様に今の自分の気持ちを表している写真を選び今日の気づきや学びとなったことを共有しました。共有することで自分一人では気づかなかったであろうことにも気づき、学びとすることで今日の体験を深めることができました。

 

報告:まっちゃんこと 松川英史(クリエーター科 森林環境教育専攻1年生)

紹介:なんちゃって先生 萩原ナバ裕作