【構造解析】木造マルシェ(続報:卒業後の活動で活かす)
【はじめに】
2025年度 構造解析課題「マルシェ架構」コンペについて、卒業後も引き続き活動した報告が届きました。
【構造架構提案コンペ】
構造解析の課題では、毎年構造架構提案を行っています。
2025年度の課題を振り返ります。
課題
これまでに自治体やイベント関連企業などから、イベント等での出展用テントについて、「木造で創りたい」というニーズがある。岐阜県産材を利用した『マルシェ架構』を提案して欲しい。
『マルシェ架構』として、以下の条件を満たすこと。
① 岐阜県産材を主に利用する。
② 設置場所の広さ(平面)として、3m×3mもしくは3m×6mを想定する。
③ 架構で利用する材料(木材ほか)や接合具、工具類など一式を乗用車(できれば、軽自動車にも対応)に積載して運搬でき、2名程度で組み立て、解体が安全にできるものとする。
④ 屋内利用・屋外利用の両利用を想定する。屋外利用の場合、雨天時(小雨程度)の利用や、夏季の利用時も想定する。
⑤ 構造性能は、通常の木造建物と同程度の水準を満たすこと。
⑥ 自分たちで製作することができることを想定する。
地域材利用としてモデルとなるようなアイデアを盛り込んだ提案を希望する。
【レシプロカル・アーチ】
このときの提案の一つにあったのが、「レシプロカル・アーチ」です。
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この学生(現在、卒業生です。)は課題研究で取り組んだ安価で高度な切削作業を目的として開発した「切削深さ自動調整丸鋸」について、卒業後も試行を繰り返してきました。この「切削深さ自動調整丸鋸」を利用して、レシプロカルアーチの作成に取り組み、無事に仮組みできたとのことです。

授業中に机上でコンピュータを使って構造解析をした構造架構を、実際に建てることができたということ(自力建設でも実感していることだと思いますが・・・)は、非常に深い学び、理解へと繋がったのではないでしょうか。
今後、いろいろなイベント等でも、この「レシプロカル・アーチ」を展示する予定でいるとのことです。美濃で生まれたこのマルシェ架構を、翔楓祭など美濃市内でのイベント等でも展示していただける機会があると、現役学生にも励みになるのではないかな、と考えています。
【御礼】
学生当時に取り組んだ授業内容を卒業後の活動にも活かしていただいていることは、非常にうれしいことで、教員冥利に尽きます。ありがとうございます。
教授 小原 勝彦