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2026年05月29日(金)

林業事業体の経営を学ぶ

林業事業体の経営を学ぶ「事業体経営」の授業です。参加するのはプランナーやフォレスターに必要な知識や技術を学んでいるクリエーター科林業専攻の1、2年生です。

 

この授業では、会計と集約化を同時に学びます。通常の学校の授業では、会計の講義、生産システムの講義など、それぞれ分けて講義する場合が多いですが、実際の林業事業体の経営では、生産システムを考えること、営業して仕事を確保すること、会計的に黒字であること、複数の要素をバランス考えながら事業運営することが必要です。授業でもよりリアルな経営を学ぶため、いくつかの講義を連続させて授業を行っています。

 

講師として、株式会社鹿児島総合研究所の新永先生、鹿児島大学の牧野先生に来て頂きました。新永先生は経営の専門家として、企業経営に必要な会計の視点、牧野先生は林地の集約化、プラン書作成の専門家として、それぞれ講義を頂きました。

講義を行う新永先生。経営を行うために会計は重要です。簿記のような勘定科目について知ることも大事ですが、今回の授業では、経営の全体像を捉えることを重視しており、林業事業体の売上、費用は何か、利益を出すために何が必要か、理解できる構成にしています。

 

小規模で所有者が不明なところも多い山林で、いかに森林を管理し、所有者の山林資産をお金に還元、もしくは価値を向上させていくのか、実務に則したシミュレーションで学びます。それぞれチームに分かれて林業事業体の経営を行います。使用する林業機械を選択し、損益分岐等を計算した後で、どこの山で集約化を行うか検討していきます。

 

集約化を行う林地を検討した後、プラン書を作成し所有者に営業します。場合によっては地域外に住んでいて、コンタクトできない場合も。そんなリアルな体験が出来るシミュレーションを行います。

 

実際に契約が取れた林地に色を塗っていきます。「ここの森林所有者に承諾をもらえたのは、とても大きな経営的インパクト」「奥の林地に行こうと思うと、ここの森林所有者に作業道開設の承諾をもらわないと」などと図面を見ながら検討していきます。図面で考えても大変な作業。実際に森林所有者にお会いし、プランの説明を行い、承諾をもらっていく作業の大変さが身に染みて分かりました。

図面上で承諾が取れた林地を色塗りしていきます。

 

 

3日間にわたる授業でしたが、シミュレーションを通して林業事業体の業務プロセスと経営を学ぶことが出来ました。新永先生、牧野先生ありがとうございました!

 

林業専攻 杉本

 

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