活動報告
最近の活動
月別アーカイブ
2025年11月11日(火)

「こはラウンジ」in 翔楓祭(その2 木構造課題「マルシェ構造架構」)

森林文化アカデミー翔楓祭で開催した「こはラウンジ」の様子を報告します。
アカデミーにおける教育活動の主なものとして、自力建設プロジェクトや木構造設計(マルシェ構造架構)提案などを行いました。
2024年度および2025年度の自力建設の内容に関しては、別途ブログにたくさん報告がありますので詳細は省略いたしますが、展示の様子を示します。

会場の様子

会場の様子

会場の様子

今年の私の木構造課題は「マルシェ構造架構」の提案です。各学生さんから岐阜県産材利用のさまざまなマルシェ構造架構の提案がなされました。

【課題文章より】
これまでに自治体やイベント関連企業などから、イベント等での出展用テントについて、「木造で創りたい」というニーズがある。岐阜県産材を利用した『マルシェ架構』を提案して欲しい。
 『マルシェ架構』として、以下の条件を満たすこと。
① 岐阜県産材を主に利用する。
② 設置場所の広さ(平面)として、3m×3mもしくは3m×6mを想定する。
架構で利用する材料(木材ほか)や接合具、工具類など一式を乗用車
(できれば、軽自動車にも対応)に積載して運搬でき、2名程度で組み立て、解体が安全にできるものとする。
④ 屋内利用・屋外利用の両利用を想定する。屋外利用の場合、雨天時(小雨程度)の利用や、夏季の利用時も想定する。
⑤ 構造性能は、通常の木造建物と同程度の水準を満たすこと。
⑥ 自分たちで製作することができることを想定する。
地域材利用としてモデルとなるようなアイデアを盛り込んだ提案を希望する。

会場の様子

また、これらの設計提案に関して翔楓祭来場者による設計作品への投票会を行いました。2日間合計で230名が投票に御参加くださいました。御協力ありがとうございました。

会場の様子

まだ、このマルシェ構造架構の設計提案に関する審査会は今後も審査員を変えて続きますので、現時点では各学生の得票結果の公表は控えておきます。しかし、いつか翔楓祭来場者投票会結果に関して、学生を表彰したいと考えています。ひとまずは学生の皆さん、大変お疲れ様でございました。

教授  小原 勝彦