2025年11月10日(月)
フィールドを俯瞰する(里山キャンパスプロジェクト実習)
<2025.11.6> この日の里山キャンパスプロジェクト実習は、フィールドのあるアカデミーキャンパスから範囲を拡げ、演習林のある古城山までの植物を観察しました。

アカデミーにほど近い里山ではミツバアケビが実をつけていました。残念ながら中身は何者かに食べられたあと・・・。しかし豊かな里山の一部を実感できました。

さらに古城山の登山道を登っていくと、普段活動しているエリアと違う植生を見ることができます。山頂付近ではヒカゲツツジの群落が! 岩場に生えることの多い常緑のツツジですが、麓に近いあたりでは、(おそらく)カモシカに食べられて全滅していましたので、この群落が残っていてホッとしました。

山頂付近にはツガの比較的大きな木もあり、麓の里山との環境の違いを感じます。こころなしかアカデミーのあたりよりも少し寒い?!
下山中に遭遇したウラジロ(お正月の飾りにもよく使われるシダです)で定番のウラジロ飛行機を試しました。谷風に乗ると結構な滞空時間です。

1日かけてアカデミーから古城山山頂まで一周しましたが、いつものフィールドを山頂から俯瞰して見ることで、周辺の自然環境を意識することができました。近くに川・山・田んぼが揃っているアカデミーは、生物豊かな自然環境に囲まれているだけでなく、多くの活動に適した素晴らしいフィールドを擁していることが再確認できました。

<教員:柳沢直>