日独連携 R7ドイツ森林環境教育ツアー報告 〜その1 ベルギー編〜
本年度も日独連携協定のもと、学生4名を引率してドイツをはじめとする
ヨーロッパ各国の森林教育、環境教育、幼児教育をはじめとした持続可能な
社会のための人づくりの現場を訪問するドイツ森林環境教育ツアーを実施
しました。
今年のツアーは、ユースファームやシティーファームなど、ヨーロッパ中の
教育農場のメンバーが集い交流するEFCF(European Federation of City Farm)
のカンファレンスが開催されたベルギーのコルトレイクからスタート。
5日間に渡るカンファレンスでは、ドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、
イギリス、オーストリア、イタリアなど、ヨーロッパ各地から集ったアツい
思いを持ったユースファームやシティファームのスタッフが交流し現地の
シティファームを訪れながら意見交換や技術交換をしました。
ユースファームのスタッフは皆情熱的!彼らの人づくりやコミュニティづくり
に対する前向きなパワーに同行した学生たちも圧倒されていました。
期間中は、周辺のユースファームやセラピーファームを訪問したり、移動型
動物ファームを体験することができました。農場では、身体バランス、
コミュニケーション、自己肯定、感情表現、責任感、命の教育、持続可能性
などなど、障害をもった人、自閉症の人、子どもたちに向けた多種多様な
プログラムと、誰もが動物の餌やりや世話ができるよう、道具や小屋の色
を個体ごとに統一していたり、イラストや写真などでビジュアル化していたり
と様々な工夫が施されていたのが印象的でした。
また市内の誰もが忘れていたような森の一角に地域の子供達のためにと若者たちが立ち上り創り上げてしまった(今では市の正式な委託を受けて運営)冒険遊び場も訪れ、仕掛け人の一人から現場でじっくりと話を聞くという贅沢な時間も
ありました。
ドイツ森林環境教育ツアー、ドイツに入る前から濃厚な体験と学び、気づきの
シャワーを学生たちはたっぷりと浴びていたようです。
お次はオランダ編です。お楽しみに〜〜。
なんちゃって先生 萩原ナバ裕作
      




