日独シンポジウム 森林環境教育分科会 公開ミーティング「Antjeさんと一緒にmorinosのこれからを考える」実施しました!
おかげさまで今年で5周年を迎えた森林総合教育センター「mornos」
森と人をつなぐことを目的に、本当に色々なことを試してきました。
今までやってきたことは本当に意味があるんだろうか?
ゴールはこのままでよいのだろうか?そしてその
ゴールに達成するためにはどんなことをしていったら
良いのだろうか? 今ある課題は? その解決策は?
などなど、まさに一旦立ち止まって、セルフチェックして
これからの5年間を考えるタイミングでもあります。
そうした中、10月28日から30日の3日間にわたり開催された
日独交流シンポジウムのために来日中で、世界で2番めに
古くから始まった(1972年)ユースファームのスタッフ、
Antje Fydrich (アンティエ・フィードリッヒ)さんと一緒に
みんなで話し合いながら考えてみちゃおう!
という公開会議を実施しました。
当日は、Antjeさん morinosのスタッフ、県職員、アカデミー生
そして一般の利用者の方々など合計18名が会場に集まりひとつの
テーブルを囲んでざっくばらんに話し合いました。
はじめはAntjeさんが用意してくれたユースファームの写真を
見ながらドイツ全体の教育目標である「自己肯定感」「責任」「自立」
を育むことに貢献すると同時に、「社会性」、「地域への所属意識」、
「持続可能性」、「自然とのつながり」など多くの「生きる力」まで
をも育み続けてきた彼女のユースファームの様子を紹介して
もらいました。
後半は一人ずつから質問やこれからのmorinosに期待することなど
についての意見を出し合いました。
*中高生向けのプログラムを増やしてもいいのではないか?
*小学校高学年の子どもでも存分に楽しめる空間を創りたい!
*2024年から試行の始まったユースファームを本格的にやったら?
*定期的に来る利用者を増やしていったら?
*異動が必須の保育園、学校の状況を考えると、その地域にず〜っと固定で
 「継続的、日常的に学校と一緒に活動できる地域の人材」が必要では?
*morinosの大事にしていることをしっかり共有しているボランティア
 や仲間を増やしたら?
*ターゲットをもっと絞ったらいいのではないだろうか?

などなど多くのアイデアが出てきました。
子供の居場所を経営してらっしゃる参加者でなんとはるばる神奈川県の
葉山から来ていただいた参加者の方からは、「こうして利用者やスタッフが
一緒になって考えていることが素敵!」なんて嬉しいコメントまで
いただいちゃいました。
「みんなでつくるmorinos」
今回の意見も参考にしながら、新たな一歩を踏み出していきたいと思います。
参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
なんちゃって先生 萩原ナバ裕作
 
      

