2025年08月13日(水)
手道具を拵える②:En「林業の道具」
エンジニア科1年生の実習「林業の道具」の後半の報告です
前半はコチラ
2週間かけてじっくりと自分のナタの形を想像しながら迎えた二日目は・・・
ひたすらに自分のナタの柄と向かい合いました
握っては削り、自分の思い描く形にするためにはどの道具を使うと良いのか考えながら
南京鉋、小刀、クラフトナイフ、彫刻刀など様々な道具を組み替えながら削っていました
久津輪先生から柄の着色の為の塗料の紹介もあり、鉄媒染とアンモニアでの着色にチャレンジした学生もいました
形が整ったら輪金と刃を組み立てて、ハンマーでしっかりと差し込みます
最後に目釘で固定していよいよ完成!
今年も個性豊かなナタが完成しました!!
23人それぞれ個性があります
ナタの柄を削り組み立てる事で、実は様々な道具を扱っています。木目に応じた刃の当て方や道具の選択・角度や力加減、自分の手の形とも向き合う事に繋がったと思います。自分で拵える経験をすることで、市販品をそのまま使うのではなく状況に応じて削ったり形を整えるという選択肢が広がります。良い道具は手入れさえすれば100年以上も扱えます。この時間を通じて手道具に愛着を持ってもらえることを願っています。
こんな体験を授業で実施できるなんて森林文化アカデミーはやっぱりすごい☆久津輪先生ありがとうございました!
報告:新津裕(YUTA)