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2025年05月16日(金)

植木屋の庭できが多い

木材建築専攻・講師の石原です。

先日、「ぎふワールド・ローズガーデン」にて、

「ぎふグリーン・ライフ・フェスティバル 2025」の一環で展示されている「企業出展庭園」を見学してきました。

私は、「木材・木質材料」の教育・研究を担当していますので、

庭そのものよりも、それに「木材(あるいは木質材料)」がどのように使用されているのかに目が行ってしまいます。

今まで、「木材」の庭園での利用というのをあまり意識してこなかったのですが、

昨今の庭園では積極的に「木材」の利用がされているようです。

岐阜県知事賞受賞作品も、かなり「木材」の主張が強くて、(個人的には)嬉しくなりました。

岐阜県内では、建築材の規格は4寸(120 mm)が基本ですが、

庭園における小規模構造物は一回り小さい寸法が好まれるように思います。

小径木や端材の利用にもつながりそうな・・・

防腐とかは耐久性対策はどうやっているのかなあ・・・

・・・っと、やっぱり「木が気に」なりますね。

岐阜県には、「森林文化アカデミー」(美濃市)から遠くないところに「国際園芸アカデミー」(可児市)もあります。

「木材」を通じて、国際園芸アカデミーと何か連携ができるかもしれませんね。

(同アカデミー関係者がこの記事を読んでくれることを祈るところです)

さて、「庭」と「木」とにまつわることわざ(?)に、

「植木屋の庭できが多い」というのがあります。

「木」と「気」をかけている言葉で、「気が多いさま」を表したものです。

(木造建築専攻の教員なので・・・)木造建築に関して知識を深めなくてはいけないのは分かってはいるのですが、

木を見かけると、いろいろと気が散ってしまう今日この頃です。

 

講師 石原 亘