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2024年03月28日(木)

中部国際空港(セントレア)カームダウン・クールダウンスペースお披露目

中部国際空港 第2ターミナルのカームダウン・クールダウンスペースがついにお披露目となりました。

国際線、国内線に置かれた2つのスペースはそれぞれ異なる特徴を持っています。

国際線カームダウン・クールダウンスペース

国内線カームダウン・クールダウンスペース

森林文化アカデミーとの関わりは、2023年9月の即日設計ワークショップです。

8名の学生が案を練り、個性豊かな計画案が出てきました。

それらの案を中部国際空港、飛騨木工連合会、飛騨産業株式会社、希望が丘こども医療福祉センターの栗林先生たちと、実施に向けて打ち合わせを重ねてきました。

ベースとなったのは、2人の学生の案。

 

国際線のアイデアは、三輪さんの案がベースになっています。

日本の暖かみが感じられるように古民家風の外観をイメージし、車いすでも利用できるように旋回スペースを確保しています。

国際線のベースとなった三輪さんの計画案

最終案と比べてみると、桧と美濃和紙の障子が目をひく日本らしい外観に、丸みをおびた柔らかいコーナーが利用者を迎えます。

国際線の最終案(イメージ図:飛騨産業株式会社)

国際線 内部空間

内部は、吸音を兼ねた柔らかいクッション材で仕上げられ、ナラのベンチがいい感じです。

 

次に国内線のアイデアは、坂本さんの案がベースになっています。

2つの区画のブースに分かれているところが特徴的で、付き添いの方も一緒にスペースに入って寄り添うことができます。

国内線のベースとなった坂本さんの計画案

国内線の最終案(イメージ図:飛騨産業株式会社)

国内線 内部空間

保安検査場を抜けて待合ロビーに向かっていくと、まず目に入ってくるのがこの柔らかい曲面のスギの壁。

無機質な色合いの中に、優しい木の色合いが迎えてくれます。

近づくと木の香りが漂い、施設利用者以外の方の気持ちまで落ち着かせてくれるようです。

通路を進むと国際線のカームダウンスペースが見えてくる

実際にカームダウン・クールダウンスペース入ってみるとどちらも木の香りが漂います。

外部の音が和らぎ、落ち着いた空気感を感じられます。

お披露目会では、私からも簡単な講評を話させていただきました。
限られた時間や予算の中、素晴らしいスペースができました。

銘板に森林文化アカデミーの名前も入れていただいてます。

ぜひ中部国際空港 第2ターミナルにお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。

関係された皆さん、ありがとうございました。

教授 辻 充孝