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2019年06月28日(金)

「里山の生きものたちと作る 雑草の生えてこない田んぼづくり」大盛況でした!

先日の「パン焼き窯づくりを通したコミュニティづくり」ワークショップに引き続き、森と木のオープンカレッジが贈る「パーマカルチャー市民講座」の第二弾!

「里山の生きものたちと作る 雑草の生えてこない田んぼづくり」を開催しました。

パン焼き窯づくり講座と同様、定員20名のところ、あっという間に県内外各地から40名を超えるお申し込みがあるほどの人気。パーマカルチャーに対する巷の興味関心が高まりつつあることを実感します。

講師としてお招きしたのが、南房総で2013年から「耕さない田んぼのクラス」を開講されている五十嵐武志&ひろこ御夫妻。ナバが昨年南房総で参加したパーマカルチャーデザインコースで偶然お二人と出会い、お話を聞くうちに、あまりの視点の面白さに一目惚れして、。はるばる岐阜まで来ていただきました。

五十嵐夫妻は、15ヶ月間のコースなどを開催されていますが、今回はほんの「さわり」としての1日講座。午前中は座学で「耕さない田んぼ」についての基礎講座を受け、お昼を挟んで、午後は今回の講座運営の連携先であるパーマカルチャーデザインラボ共同代表、庄司正昭さん宅の田んぼをフィールドに、現場でお話を聞くこととなりました。

午前中の座学では、「稲は栽培植物であるということをくれぐれも忘れないようにしておくこと」、「イネはもちろん、他の生き物や雑草など植物の生態やリズムを把握すること、一年間観察することが重要」など、当たり前でありながら、全然考えてもいなかった視点にみなさん目から鱗の様子でした。

新たな視点と不思議な世界に興味と疑問を持った参加者のみなさんは、お昼ご飯を食べる時間を削るほどの勢いで、質問を投げかけていたのが印象的でした。

午後は、いよいよ関市洞戸で独学で冬期湛水を実践してきた庄司さんの田んぼに移動して実際にイネを見ながらの現地講座。やはり田んぼの泥の感触を足の裏で感じたり、実際に触ったり観察したりする学びは、教室で話を聞くのとは大違い。

さらなる質問が次々と生まれてきます。

でも毎回五十嵐夫妻から出てくるのは「手法やテクニック、マニュアル」ではなく「観察すること」「疑問に思うこと」「待つこと」からその場で本当に必要な方法が見えてくるという答え。自然を相手に栽培植物であるイネを育てるのが、どういうことがが少しずつ腑に落ちてきた皆さんでもありました。。

アンケートでは「またやりたい」「実践をしたい」などのリクエストも多く見られました。

次回は、小さくても良いので実際に田んぼを作りながら、実践型で学べるような企画をしていきたいと思います。

その際には是非とも皆さんご参加くださいね。

 

なんちゃって先生 萩原ナバ裕作