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2019年10月11日(金)

本物のハンターが「狩猟シミュレーター」を試す

 岐阜県高山市朝日町美女高原にある飛騨猟友会射撃場、ここで『ツキノワグマ被害防止捕獲リーダー研修』があり、そこに来られた25名のハンターに、森林文化アカデミーの「狩猟シミュレーター」を体感してもらいました。

この飛騨猟友会射撃場は散弾のクレー射撃やスキートだけでなく、200mあるライフル用の練習場もあります。

ここでツキノワグマの生態や、まさかの時の応急処置練習、そして実弾射撃(散弾銃スラッグ弾・ライフル)を実施され、その合間にシミュレーターで各々の癖を確認してもらうことで、捕獲率向上を目指してもらいました。

獲物の設定は、シカ(アカシカやノロジカ)、イノシシ、クマ、ヘラジカなどがあり、距離も80m、40m、走るか歩くかランダムか、などなど様々な設定ができます。

 

肺か心臓に命中すると獲物が倒れるので、どのように銃口を動かしていたのかとか、引き金を引いた時の狙いと実際に着弾した時の軌跡などを確認できます。

 

他にもクレー射撃やスキーと試しました。

自分の銃口の追い方は水平に動かしているのか、上下に動かしているのか、どのような動かし方をしているのか?

また、自分は常に右下に着弾するのか、左上なに着弾するのかなど、様々な癖も分かります。

そして、ライフルでも散弾銃でも、80m先で弾がどれほどドロップするのかなども、解析できます。

みなさん、自分の癖を確認してから打ち直すと、ほぼ100%命中。流石に飛騨のハンターです。

 

なんと、今回のメンバーに4年前に森林文化アカデミーを卒業し、飛騨市神岡町山之村でワラビ粉生産を目指している棟梁こと前原融さんがいました。

地域に馴染み、地域で有害駆除員としても期待されている前原さんと再会ができて、シミュレーターの効能以上に嬉しい出会いがあったのです。

以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。