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2018年06月21日(木)

林木育種・育苗2018第6回

本日のエンジニア科1年生の実習「林木育種・育苗」では,スギの挿し木苗づくりを行いました。穂木は,演習林に植栽してある天然絞品種です。天然絞品種は自然にできる幹肌を活かして和室の床柱に使われます。

スギの天然絞品種の幹肌です。でこぼこしているのがみてとれるでしょうか

幹がでこぼこしているのですが,写真から見てとれますでしょうか。手で触ってみると,でこぼこをより実感することができます。何個体か植栽してあるため,形質が良いものを学生たちと選んで挿し穂を採取しました。

挿し穂を採取したエンジニア科1年の細川君と杉山君

採取した挿し穂は乾燥しないようにすぐにビニール袋に入れて作業場に移動します。

完成した挿し穂を手にするエンジニア科1年の熊崎君

良く切れる剪定ばさみで挿し穂を調整しました。枝先を30 cm程度切り取り,下枝を外し,切り口を斜めに切り返します。

挿し穂を挿し床に挿していきます。挿し穂を手に持っているのはエンジニア科1年の島崎君です

発根促進剤(今回はメネデールとルートンを使ってみました)を切り口につけてから,鹿沼土を入れたプランターに挿し付けていきます。

スギの挿し木が完成。あとはうまく発根することを祈ります

完成です。後は水切れに気をつけて,少し暗めの場所で管理します。挿し木の成否は丁寧な作業や管理も重要ですが,それ以前の問題で採取した穂木の性質が大きく関係してきます。はたしてうまく発根できるかどうか,楽しみです。