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2017年11月17日(金)

切り絵制作からきのこについて知ろう〜「きのこの切り絵をつくろう!」を開催しました

先日報告しました「秋のきのこ展」(@翔楓祭11/11,12)に合わせて、会場内で「きのこの切り絵をつくろう!」を開催しました。

まずは展示した実物のきのこを見てもらって、きのこの形態や生態などについて知ってもらいます。

きのこの生活スタイルは大きく分けて2通り。倒木や落ち葉など植物の死んだ組織を分解して栄養を取っている腐生菌(木材腐朽菌、落葉分解菌)と、生きた樹木の根と共生して栄養のやり取りをしている菌根菌です。シイタケ、ブナシメジなど普通に食べているきのこの多くは腐生菌、マツタケ、トリュフなどは菌根菌です。

いずれにしてもきのこ類は植物との関わりが深く、特に菌根菌の場合は共生相手となる植物がだいたい決まっています。そういった生態的な側面もデザインに取り入れたいところです。また造形的に興味を引くきのこも多く、こんな形のきのこがあるの?というものもあります。

最初は簡単に二つ折りにした折り紙をハサミで切り(ハサミのみで切るやり方ですので、一般的には「切り絵」というより「切り紙」と言うようです)、その後、さらに折り方を変えて四つ折り、六つ折り、十折りした紙を切ります。

切り絵作成風景

細かいところを間違えないように、慎重に切ってます

切り絵制作風景

みなさん、真剣です!

一見切り絵は難しそうに思えますが、今回のように折ったものを切るやり方だと正確に左右対称になるため、線対称の生き物には向いています。細かい表現は難しいですが、輪郭だけで言えば絵を描くより、うまく表現できる場合も多いです。さらに折り方を変えることで、パターンの繰り返しが変わり、同じようなモチーフでも出来上がりの表情が違ったものになります。切った後に紙を開くドキドキ感がたまりません。

型紙も用意し、最初はそれを元に切ってもらいましたが、アレンジしたり、図鑑で好きなきのこを探してオリジナルのものを作成する人も。

 

作品群の写真

並べると万華鏡のようです。きのことドングリのモチーフは生態を取り入れたものです。

現物のきのこを見ながらの作品づくりは思いのほか楽しかったようで、皆さん満足していただけました。きのこの形や生態にも興味を持っていただくきっかけになったようです。

作品を持って記念撮影

額縁に入れて持ち帰ってもらいました。

切り絵のような作品づくりは、モチーフとするものをじっくり見る良い機会を提供してくれます。きのこだけでなく、昆虫など他の生き物にも是非チャレンジしてください。そこからその生き物の生きる姿や彼らが暮らす自然環境にも興味を持ってもらえると嬉しく思います。(津田 格)


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