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2020年06月17日(水)

エンジニア科 林産業コース、初めての建築模型(自力建設2020)

今年度の自力建設は「森のシェアオフィス(仮題)」。2008年の自力建設「ほたるの川床」の改修+増築計画です。

現在の建物周辺の様子を確認しながら計画を考えるにあたって現況模型があると便利です。

今回の模型製作はエンジニア科2年の林産業コースの皆さん。(「木造建築のプレゼンテーション」という授業一部)

エンジニア科でも、5月から建築の専門科目の授業が始まっていますが、模型をつくるのは今回が初めて。しかもいきなり、斜面地の建物模型でハードルが高い。

頑張って作っていきます。

まずは、段ボールで地形をつくるために、段ボールの厚みから逆算して等高線を引き直します。
これがなかなか大変です。敷地周辺の最大高低差10m以上。段ボールの厚みから逆算して等高線が約30本(30枚も段ボールを重ねます)

左の赤い線が等高線を引き直したもの

これを型紙にして敷地模型をつくります。

地道に等高線に沿って切り抜き積みあがていく根気のいる作業です。2人でもくもくと作業にあたります。

自分で再作図した等高線を積み上げて、現況建物「ほたるの川床」を仮置きした敷地周辺模型(1/50)です。段ボール30枚重ねの大迫力です。白いところはアカデミー校内を流れる小川です。

かなりの傾斜が見て取れます。これを見ると当時、よく建設したと思います。

一方で、もう1グループは1/20の大きな建物模型にかかっています。

今回の課題のオフィスという機能上、内部の作りこみがキモになります。

そこで利用形態を検討するときに大きな模型で検討できるようにするためです。

格子を通しての光の入り方を検討するのに、格子状に穴をあけていきます。

分厚い段ボールに1.5㎝角程度の穴を70個近く、精度よく切り抜くのはなかなか困難です。最初は難儀していましたが、彼は途中から無の境地に至ったかのように一心不乱に切り抜いてました。はみ出さずシャープに切れています。

1/20のスタディ用の完成模型です。どうですか?穴をあけたかいがあり、現実に近い光の入り方が検討できます。

前日行った模型の下準備があったとはいえ、4人(一人は恥ずかしがって写ってません)で2コマの時間(3時間)、よく完成しました。

これらの模型は、クリエーター科1年の杉山さんに引き継いで、今年度の自力建設の具体的な検討に入ります。

エン科2年の林産業コースとクリ科1年の木造建築専攻。なんとも不思議な関係です。アカデミーでは先輩の林産業ですが、年齢的にはクリ科が上。お互いの経験を活かして、補いながら自力建設をまとめていくことでしょう。

准教授 辻充孝


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