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2025年07月22日(火)

学長特別講演

先日、学長をお招きして、「学長特別講演」を実施しました。

こちら、開催の経緯としましては、私(森林環境教育専攻・森田水加穂、通称みかほ)が昨年、外部で学長が講演されているのを聴いたことがキッカケです。

学長の話を聞いていると、「今、ここ」でやっていることについて、視野が広がっていく感覚があるし、普段暗黙的に感じていることが表象化されるような気がして。

だからこそ、「アカデミーの仲間(同期)にシェアしたい!!」「みんなどう思うんだろう?」と思ったのでした。

この日、講演では、↓のような多岐に渡る内容を取り上げてくださいました。

*「自然災害」「プラネタリーバウンダリー」などの地球環境の悪化について、

*地球環境を救う植物の存在やその生態、

*「COP21」地球環境の悪化に対する人間の取り組み、

*「Nbs」など、社会課題を植物の力を借りて解決しようとする動き、

*美しい景観やそれらを産んだ「里山」というシステム、人との関係性

*森林空間を巡る近未来やそれらの経済価値

 

正直、私にはとっても難しい内容でした(涙)が、森林(地球)という空間が、今の人間社会にとってとても重要で、もっと地球と人との距離が近づき、関係性を取り戻すことができたら、人も、他の生物も、安心して過ごせるんだろうな、とは思います。

 

そして、学生や教員の皆さんが寄せてくれたコメントを見ていると、それぞれがそれぞれの視点で学長の話を受け取ってくれてたんじゃないかなあと思います。

 

ここで、何人かのコメントを(本人の了承を得て)掲載してみます!

「木材生産以外の経済価値に、森林価値の可視化を追求していかなければいけないと思った」

「“里山”は本来その地域の文化と生活習慣に価値を置く社会構造があったからこそ存在できていたと思うのですが、今のような科学の力に依存し価値を置く社会構造の中では“里山的”な再現はできても、本当の意味での再構は不可能では…と思います」

「もう一度、風景を見る目を養っていこうと思った。僕はしばらく忘れてしまっていた気がする」

 

また、私とのトークセッションの中では、「ここ(アカデミー)に来た時点でがんばってる」というお言葉もいただきましたが、その言葉に励まされた学生も何人かいたようです^^

終わりになりますが、学長、本当にお忙しい中、ありがとうございました。

学長が近くに感じられ始めた仲間を見ると、嬉しい気持ちになりました。

準備、運営など、かなり反省点が残る1日ではありますが、これこそ「現地現物主義」!なこのアカデミーで、とても素敵な体験をさせてもらったなと思います。

 

今度は、学長ともっともっとざっくばらんに話せたらいいな~、現場で活躍するみんなを見てほしいな~、なんて思った私でした。欲張りかな。(笑)

森林環境教育専攻・森田水加穂