東京&神奈川プレーパーク巡り 「森のようちえん&プレーパーク実習」
GW中、赤坂サカスでのmorino de van 出展を終えた翌日、
(GW中の出展について詳しくはこちらのブログをご覧ください https://www.forest.ac.jp/academy-archives/environment_0508/ )
森のようちえん&プレーパーク実習の一環で、学生とともに都内および神奈川のプレーパークを巡りました。偶然にもその日はなんと5月5日こどもの日だったのが不思議な運命を感じさせます。
まず最初に訪れたのが、練馬区で元農家の敷地を活用した「こどもの森」。
はじめての人でも気楽に遊べるような工夫の数々や、子どもの自由な遊びを親が止めないよう、汚れてもいい服のレンタルやタオルの貸出という保護者への気持ちのサポート、そして子供だけでなく、親も思わず通いたくなるような居場所づくりの大切さに触れることができました。
さらには、リピーターの子どもに教わりながら、昔懐かしい「釘刺し」(プレーパークではよく見られる)を初めて体験する学生の姿も印象的でした。
日本で始めて誕生したプレーパークとして名高い世田谷区の羽根木プレーパークでは、小さな子供や親子だけでなく、ティーンエイジャーが集い語り合う場に遭遇し、そうした場の重要性にも気づくことができたようです。
同じく世田谷区の世田谷プレーパークでは、都市公園の中にあるお休み中のプレーパークゾーンの姿をリアルに体感することができました。
お休みで道具もスタッフもいない中、子どもたちはたくさん集まってそこでできる遊びを展開していましたし、それを想定した場所づくりがしっかりとされていたのが印象的でした。
ドキュメンタリー映画の舞台となった神奈川県川崎市の子ども夢パークでは、子どもたちの遊びを見守る緩やかで自然な大人の関わりに触れることができました。
そんな視察ツアーについて、学生を代表して、ぐっちこと坂本環(さかもと つなぐ)くんからの感想を紹介します。
<坂本くんの感想>
遊び場とか冒険とか自分で見つけるものだし、プレーパークって必要なのかな?という思いがずっとあったのですが、都市整備や社会の変化によって自由な遊びを見つけられる場所が減っているならばプレーパークが絶対必要だと感じました。
子どもたちが各々好きなことで思う存分に遊び、友達と話をしたり、異年齢と交流する光景はとても活き活きしていました。
地元の福井県にも同じように日常的に遊びに夢中になれる場所を作りたいという思いが込み上げてきました。理想はドイツ・ノルウェーで見てきたユースファームを掛け合わせること!
(ここまで)
たまには岐阜県を飛び出して、こうしたオリジナルの現場の空気に触れ自らの肌で感じることは、学生にとってコトバや資料、映像で見る何百倍も理解が深まり、腑に落ちる学びになったのではないでしょうか。
これからも機会がある限り、様々な現場を肌で感じる機会を創っていきたいと思います。
なんちゃって先生 萩原・ナバ・裕作