東京で1200人に「手のひらで」「足の裏で」森を感じ、森のかけらで自由に工作するブースを出展!
今年もまたゴールデンウィーク真っ只中の5月2〜3日の3日間、東京の赤坂サカス(TBS横)で開催された「地球を笑顔にする広場」にアカデミー学生&住友林業サステイナブル推進室のみなさんと一緒に、morino de van (森の出番)」で出展をしてきました。
毎年人気の「はだしのトレイル」「トントンカチカチ自由な木工」、「さわれる森の博物館」を出展し、学生たちはそれらの体験をサポートするスタッフとして活躍してくれました。
また初日の地元小学校団体へのプログラムとして、チームビルディングのプログラム指導も行いました。
3日間を通して私たちのブースを訪れて体験してくれた方は、なんと1200人以上!
多くの人が、森を手で触れて、足の裏で感じる体験や、端材を使って自由にモノを創り出す空間を楽しんでくれたようです。
中でも印象的だったのが、morinosのブログにも紹介してますが、初日のザンザンぶりの中、
いきいきとした表情ではだしの森を何周も何周も歩いていた子どもたち。
まるで子どもたちの身体の中にあるスイッチが「ON」になったような瞬間でした。
じつはこの出展、アカデミーの学生たちにとっても、子どもから大人まで、通りがかりの人や
体験している人に、何度も何度もサポートや声がけを繰り返すという普段ではできない経験を通して「現場力」を着実に身につける非常に良い機会となりました。
また今回は、昨年度の木造建築の卒業生、中村幸恵さんが考案した組み立て型の
小屋のキットがはだしのトレイル上に流木や動物の骨をぶら下げた「森のトンネル」
として登場!
高層ビル群の並ぶ会場の中、木製のフレームがひときわ目立っていて、子どもたちが
喜んでくぐって楽しんでいただけでなく、多くの人の目を留めていました。
森林環境教育の学生にとって、実践に勝る優れた学びはありません。
これからもこうした現場をどんどん創っていこうと思います。
当日の詳しい様子については、morinosのブログをご覧ください。
https://morinos.net/report/14173/
ここまで 文:なんちゃってせんせい 萩原ナバ裕作
<ここから 以下に当日参加した学生の一人、”ぐっち”こと坂本環くんの感想です>
森林環境教育専攻2年のぐっち(坂本環)です。
今回、子どもが夢中になって何かをしている時には邪魔をしないということを学びました。
トントンカチカチでは、自分主導でできた子どもと、親の介入が多かった子どもでは、表情が
全く違いました。前者の子どもは、生き生きとしていて、一回り大きくなった、自信が増えた
ような表情?オーラが見えました。
一方で後者の子どもは、パッとした表情があまりなかったように感じました。子どもたちが
何かをするときに、危険から遠ざけるために子どもの動きに制限をつけがちだけど、彼らの
可能性を潰さないために、どういう関わり方ができるのだろうかと考えるきっかけになりました。
クリエータ科 森林環境教育専攻2年 坂本 環