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2018年07月09日(月)

森にテープを巻く クリエーター科「森林獣害の基礎」

先日、クリエーター科1年生「森林獣害の基礎」で森の木々にテープを巻いてきました。

このテープ巻きは、ニホンジカやツキノワグマによる人工林の樹皮剥ぎ被害の対策の一つです。

 

ここは、関市板取地内の山の中。地元の林業事業体(有)フォレスト板取さんが、地域の山を集約化し森林経営計画に基づき管理をされている山林です。この地区では、もともとあったツキノワグマによる樹皮剥ぎ被害に加え、最近は、ニホンジカによる被害も増え、こうした防除対策が必要となってきたとのことです。

作業はとてもシンプル、荷造りなどに使う一般的なPEテープを写真のように一定の間隔で幹に巻き付けます。ポイントは、テープを根元までしっかり巻き付けること。PEテープを巻き付ける方法は、作業が簡単で資材費が安く、防除効果が高い方法として知られています。

 

この日は、長屋一昭社長に現場を案内いただき、獣害対策だけでなく、事業地の集約化、所有者境界の明確化の取り組みなど、これまでこの地区で行ってきた様々な取り組みや、苦労話をじっくりお聞きすることができました。

 

この日の午後は、板取明石谷に入りクマ剥ぎ被害を見たり、川浦渓谷を見学し帰路につきました。

  

以上、報告は担当伊佐治でした。