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2016年06月02日(木)

県主催「森のようちえん指導者研修」がスタート!

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昨年度「木育大交流大会」のテーマを「森のようちえん」にしたところ700人以上の参加者がアカデミーに集結!そして参加者の中から「現場スタッフがスキルアップできる研修をして欲しい」という声が多く挙がりました。そこでまずは森のようちえんとして、最低限これだけは現場で保ってもらいたい「心と身体の安全」の研修会を、林政部恵みの森づくり推進課と連携し実施することにしました。

①「身体の安全」:野外での救急法や危険な動植物についての知識や技術をつける

②「心の安全」 :子どもも大人も安心して自分のままでいられる空間づくり。

去る5月21日、22日の2日間に渡りまずは一つ目の安全「身体の安全」の研修会を実施。研修の質を保つために、既に活動している団体メンバーを対象とし定員も40名程度に抑えました。更に1団体3名までに限定しこの3名が学んだことを他のメンバーに「伝えて」いくことでより学びを深めていってもらうことにしました。

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というわけで、研修会は42名の参加者でスタート。受講生を2つに分け、1日目に救急法を受けたチームは2日目は危険な動植物、1日目に危険な動植物を受けたチームは、2日目に救急法という入れ替わりのスタイルで実施しました。

救急法講師としてお願いしたのは、いつもアカデミーの授業にご協力いただいている郡上RSRの皆さん。一般的な救急法講習と異なり、「誰にでもできる」「その場にあるもので」というスタンスの講習と現場に合わせた「想定訓練(シュミレーション)」をしてくれます。おそらく他にここまでしてくれる方はいないでしょう。(もっと広まるとよいのですが)さらにRSRの皆さんはとにかくユーモアがあります。緊張したり、恥ずかしくなりがちな救急法訓練の現場のムードを和らげてくれます。だから「学び」につながりやすいのです。いつも忙しいお仕事(消防士)の合間を縫っていつもボランティアで駆けつけて下さいます。ありがたいものです。

アンケートにも「想定訓練があってよかった!」という声が多数!有事に頭で分かっていても何したらいいか分からなくなることも体験しておくのも大切なこと。

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危険な動植物の講師として担当したのが、柳澤直先生、玉木一郎先生、そして私ナバの森林文化アカデミーの教員トリオ。前半は、実際に森、湿地、公園を歩きながら危険な動植物を見て観察。野外にはたくさんの有毒植物がありますが「森のようちえんの子どもが特に手にとりそうなもの」「危険度の高いもの」を40種程度に絞ってみました。

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でも危険だからといって排除したり、遠ざけてしまうのではなく、つき合い方を知る(どうすると危険かを知る)ことで安心して野外でよりいっそう保育できるようになってもらうことを意識しました。実際、昔遊んだ植物や暮らしの中で使ってきた植物でも有毒なものは結構あるんです。食べたりしなければ大丈夫。

午後は、有毒なものだけでなくフィールドにある植物を「調べる」「知る」楽しみを知ってもらおうと、気になる植物を二人一組で探して来て、それを図鑑片手に調べてもらう実習を開始。

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お母さんたち、最初は図鑑と植物を交互に見ながら眉間にしわが寄っていましたが、特徴や違いが見えるようになったり、何か発見しちゃったり、調べ方がだんだん分かってくると、楽しくなってきたのか、次から次へと調べていました。現場に戻ったら、たぶん森が違って見えてくると思いますよ〜。

最後は危険な生きものについて、スズメバチの標本を見ながら話をしたり、生きているヤマカガシ、マムシ、カエル、ムカデ、マダニなどを見ながらその危険性と対処法などについて話をしました。実際に見るということは大事ですね。これらも知れば知るほど身近になり、安全なつき合い方が分かります。

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ということで、2日間、みっちりと勉強しながらも参加者同士、結構交流していたようです。お昼もナバが無理言って「持ち寄りランチ(ポトラックパーティー)」とさせていただきましたが、本当にステキなランチとなりまして、これまた話が盛り上がり!(林政部担当者の河合さんまで数日かけて自ら仕込んだ手づくりチャーシュー持って来てくれました)

連続講座、第2回目は3月に開催予定(すでに定員オーバー)。講師は伊勢達郎さんです。

これ以外にも今後もこうして交流&スキルアップを兼ねた研修会を県と連携しながらアカデミーで実施していきたいと思います。すでにナイフ技術、野外技術、ロープワーク、森の管理技術、遊具づくりなどリクエストをいただいてます。企画決まり次第またお知らせできたらと思います。

今後とも県内の森のようちえん活動がますます身も心も安全なものとなっていきますように。(ナバ)

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