活動報告
2020年09月16日(水)

令和2年度 第9回岐阜県地域森林監理士養成研修を開催しました

今回は選択研修で、受講生が1名となり、マンツーマンによる研修会となりました。

 

1.  木質バイオマスエネルギーについて         13:00〜15:40

  講師:株式会社バイオマスアグリゲーション 代表取締役 久木 裕氏

 

 木質バイオマスを始めとする再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)がスタートして以来、是国各地で大規模な木質バイオマス発電所施設が建設されるなど、木質バイオマスエネルギーは林業業界において切っても切り離せない重要な要素となっています。今回は、木質バイオマスエネルギーについて、世界的な関心の高まりの背景から、全国の事例紹介まで幅広く学びました。

世界のエネルギー消費における再生可能エネルギーの割合は、全体の20%近くあり、そのうち、バイオマス利用は、13%近くあります。

一方、日本では、エネルギー消費における再生可能エネルギーの割合は、全体の7%にすぎず、そのうち、バイオマスの占める割合は23%となっています。世界の水準からみると、日本の再生可能エネルギー利用、とりわけ木質バイオマス利用の活用はまだシェアが低いと言わざるをえません。研修のなかでは、これらの背景をおさえたうえで、林業現場での施業・集材方法によるバイオマス発生量の違いや未利用材をチップに粉砕するチッパー機の特性などについても解説いただきました。

 また、今後の日本、特に地方におけるバイオマス利活用の可能性について欧州の例を踏まえ、話をしていただきました。

 

2.   県内の木質バイオマス関連事業について           15:50〜16:20

  講師:県産材流通課 資源活用係  係長 今井 琢磨氏

 

 続いて、岐阜県内での木質バイオマス事業について紹介しました。

 岐阜県のバイオマス利用について、現在では「第3期岐阜県森林づくり基本計画」の中で地産地消型木質バイオマスエネルギー活用プロジェクトが謳われています。

 そこでは、県が行っている未利用材の運搬に関する支援事業と、燃料製造施設の整備に対する支援、中小規模の木質バイオマス利用設備の整備に対する支援の3つの支援メニューについて具体的な紹介があり、これらの支援の成果として、現在県内には5つの木質バイオマス発電施設が稼働しるとの話がありました。

 


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