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2018年12月09日(日)

パッシブデザイン設計法 復習編最終回 暮らしを読み解く実践

パッシブデザイン実践編 全6回と並行して進めてきた復習編 全6回(計12回)が本日最終回を迎えました。

今回は実践編6回目で学んだ暮らしを読み解く手法を実際に行いました。

まずは、頂いた電気やガスなどの燃料別データを手計算で、用途別(暖房や冷房、給湯など)に分解します。

これで、数字が多く大変ですが、用途分解の流れが概ね理解できます。

実務では、なかなか手計算で進めるのは大変です。そこで、私が作成した自動的に分解するツールを用いて、いくつか演習していきます。

講習を聞くだけでは、使い勝手がわかりにくかった暮らしを読み解く用途分解が身近なものになったという感想をいただきました。

最後は、これまでの復習を兼ねて、住まい手の要望による部位別性能向上の整理を行いました。

例えば、足元の寒さを何とかしてほしい場合には、天井に断熱を入れてもほとんど効果はありません。やはり、隙間風をなくしたうえで、床の断熱が重要になります。

ですが、現在の断熱基準(UA値)だと、家全体で評価する事が主流になっていて、天井断熱でも家全体の断熱性能が向上するのでこれでいいかと錯覚してしまいます。

やはり、目的によって考えるべき部位や内容を整理する必要があります。

 

今回のパッシブデザイン設計法は、単に数値上の性能を向上することが目的ではなく、住まい手の暮らしを読み解き、目指すべき室内環境を実現するための手法と評価の整理を行いました。

アンケートでも、実務で活用できそうとの感想もあり、今回の専門技術者研修が活きていくことを期待しています。

准教授 辻充孝


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