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2017年08月09日(水)

『林業事例調査』 初日は速水林業

「林業事例調査」で、1泊2日の研修を行いました。

今回訪問させていただいたのは、速水林業さんと伊勢神宮さんです。

 

初日は、速水林業の大多賀山林に伺いました。

当日はあいにくの雨でしたが、そんな雨もものともせず、代表の速水亨さんは明るく迎えてくださいました。

 

まずは、敷地内を散策し、速水林業さんの取り組みを紹介していただきました。

最初に、自動車道の高架下で、カキを養殖するための筏の材が並べてあるのを見学しました。「木は、板材や柱材だけでなく、いろいろな用途があり、木材販売のチャンスは意外なところにある。ポイントは、ソートとマーケティング、そして、消費者目線だ」という速水さんの熱弁に耳を傾けました。

カキ養殖用いかだ向けの材木

 

次に、林業機械を見学しました。速水林業の技術者の方々は、自社の機械にトラブルがあった際に、どこが故障箇所となっているかを判断することができ、さらに一部の技術者は溶接の技術を持っており、自ら修理・改造ができるとのことです。それらはコスト削減に大いに役立っているそうです。

 

雨にも関わらず、林内はとても明るく、上層のヒノキから、中・下層のさまざまな植物まで、多くの種が生きている、階層構造の発達した林です。

階層の発達したヒノキ林

 

林床に茂るシダ類はまるで緑の絨毯のようでした。

ウラジロが生えるヒノキ林

 

いろいろな齢級のヒノキの林分を見せていただきました。速水さんは、個々の林分での多様性ではなく、全体としての生物多様性を考えることが必要だとおっしゃっていました。

若いヒノキ林を見学

 

苗畑では、よりコストの低い、生産性の高い苗作りを追求されておりました。ビデオで作業のタイムチャートを取り、その分析から、効率のよい作業手順を編み出していることを伺いました。また、そこからヒントを得て、とても効率的に生育・植栽できる方法・苗木用品の開発も行っていらっしゃいました。

ヒノキの苗木

 

最後に、伐採で出た枝葉の集積場を見せていただきました。地元企業と連携し、行政も巻き込んで、普通ならば捨ててしまう枝葉を、効率よく集積場に集め、利益を生むシステムを構築しているということを説明していただきました。自社だけなく、関わる他社・人を多くして、全体が良くなることで、事業が継続するということを教えていただきました。

 

最後に教室に戻り、学生たちの質問に一つ一つ丁寧に答えていただきました。気がつけば当初の予定時間を1時間ほど超えていました。

教室での講義

 

速水さん、どうもありがとうございました。

 

クリエーター科1年 石垣・植松・清水・中田・若林


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