【収納家具2023演台製作(3)】完成編
飛騨市の短期乾燥小径広葉樹を使った演台、完成編です。
(材料編)と(製作編)でどう製作を進めてきたかご紹介してきましたが、いよいよ完成した演台のご紹介です。
卒業証書などを運ぶ際に使うトレーを引き出しのように収納できるようになっています。
上下の箱を固定するためのボルトは木でハンドルをつけてあります。
外すとこんな感じ。分割すれば二人で楽に運ぶことができます。
コード類の配線穴も天板の左右に開けてあります。
写真左がこれまで使っていた演台です。一回り大きくなり、壇上の黒い背景に映える存在感のあるものになったかと思います。
入学式などの式典で演台を一番使う機会の多い涌井学長に、出来上がりを見ていただきました。上下が分割できることや、小径木を工夫して利用していることなど、ご高評いただきました。
授業では演台だけの製作でしたが、有志の学生の皆さんに手伝ってもらい、夏休みの間に司会者台と、花台も製作しました。
アカデミーの情報センターは、外部の方のイベントなどでも使われる場所です。小径の県産広葉樹を使い、授業で製作した演台は地域材活用の象徴的なものになると思います。様々な場面で活用していただけると嬉しいです。
木工専攻教員 渡辺圭