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2020年04月13日(月)

morinosの基礎(morinos建築秘話37)

この大きな建物を支えている基礎についてお話しします。

木造建築の上部構造体は軽量であるため、大掛かりな基礎(例えば、杭基礎など)にする必要がありません。

この敷地の地盤についてもそれほど弱い地盤ではないことが地盤調査により判明しましたので、鉄筋コンクリートの一般的なベタ基礎を採用しています。

基礎を構成する材料の品質について建設中にいろいろな検査をして、確認しています。配筋用の鉄筋については抜き取り検査により強度を検査しています。

また、JIS A 5308に基づいて、レディーミクストコンクリート(生コン)は、30-18-25N(呼び強度:30N/mm2,スランプ:18cm,粗骨材の最大寸法:25mm,セメントの種類:普通ポルトランドセメント)を使用しています。

現場での品質検査において、これらの事項に適合し、塩化物含有量は0.30kg/m3以下、空気量は4.5%±1.5%なども適合していることを検査して、確認しています。

 

◆基礎について

基礎とは、建物を支える下部構造のことで、通常は地盤(地面)と建物の間で支える鉄筋コンクリート部分のことを指します。

基礎にはいろいろな種類がありますが、主なものとして杭基礎と直接基礎があります。杭基礎は地盤が建物重量を支持できないような耐力である場合(鉄筋コンクリート造や鉄骨造などで建物の重量が大きく、地盤がその重量などを支持しきれない場合など)に、地下の硬い支持層まで杭を打ち込んで建物を支える方法です。直接基礎には布基礎(ぬのきそ)、ベタ基礎などがあります。

土台の下部に布状(直線状)に鉄筋コンクリートなどの基礎で覆う「布基礎」は、上部構造にかかる力を地盤に伝え、上部からの力によって地盤で不同沈下しないようになっています。一方、住宅の床面全体を面状に鉄筋コンクリートなどの基礎で覆うものを「ベタ基礎」といいます。

 

教授  小原 勝彦