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2020年08月25日(火)

レーザーでおもちゃ作り「デジタルファブリケーション」

木工専攻の1年生がレーザー加工機を使ったデジタルファブリケーションの実習を行いました。

この授業は情報科学芸術大学院大学(IAMAS)の小林茂教授とイノベーション工房の伊澤さんにご協力頂いて毎年行っているデジタルデータからモノ作りを行う「デジタルファブリケーション」とアカデミーが専門とする「木工」とのコラボレーション授業です。
今回は新型コロナウイルスの影響もあり、アカデミーとIAMASをウェブでつないでこの授業を行いました。

小林先生の事例紹介

今回の授業はリモートで行いました

まずはモニターを通して、小林先生からデジタルファブリケーションの国内外の事例について紹介してもらいました。この授業ではレーザー加工機を使いますが、3DプリンターやNCルーターなど、データからモノ作りを行う機械には様々なものがあります。事例の中には家具作りや建築に関わるようなものもあり、デジタルファブリケーションは木工業界にも身近なものになっています。

イラストレーターの操作講習

イラストレーターの操作講習もリモートで

レーザー加工機を操作するためのデータ作りはadobeのイラストレーター(イラレ)を使います。データの作り方をリモートで指導してもらいながら、要所でアカデミーの渡辺先生もフォローに入って進めます。お昼を食べるころには全員が初めての加工データを作成することができました。

この加工データはウェブから即時に共有して、イノベーション工房のレーザー加工機で出力して頂きました。モニター越しに自分たちが作ったデータが、遠く離れた場所で形になっていくのを見るのは、学生にとっても驚きの体験だったようです。

午後からはアカデミーでもレーザー加工します

午後からはアカデミーでもレーザー加工がスタートです

午後からはアカデミーのレーザー加工機も使って作業を進めて行きます。加工データはイラレで作り、できた人からどんどん加工を進めていきます。ところどころ、加工ソフトがデータを読み込んでくれないエラーも発生しましたが、都度、リモートでつながっている伊澤さんに相談しながら解決策を探っていきます。そんな感じに授業の1日目はデータ作りとレーザー加工に慣れることを目的として、それぞれに集中して取り組みました。

1日目の振り返り

今日作ったものと、レーザー加工機の加工事例を見ながら1日目の振り返り

2日目は1日目の終わりに出されたテーマに沿って、各自が作って来た加工データをどんどんレーザーで出力していきます。ちなみに、このデジタルファブリケーションの授業では、毎年テーマを設定して作品作りに取り組んでいます。2017年度は「彫刻」2018年度は「塗装」2019年度は「異素材」そして今年のテーマは「おもちゃ」です。

パズルの切り出し

小林先生の事例紹介

加工を見守る

それぞれに加工をしてイメージと異なった部分や見つかった改善ポイントをさらにブラッシュアップしていきます。

アイデアから実際の形ができ上るまでが早いのもレーザー加工機を使ったデジタルファブリケーションの特徴です。実習に参加した学生は慣れないデータ作りに苦戦しながらも、普段の木工とは異なるデジタルファブリケーションの面白さを体験することができたのではないかと思います。

ちなみに、この2日目も加工作業が渋滞しているときにはアカデミーのレーザーだけではなく、イノベーション工房でも学生の加工データの出力をしてもらいました。新型コロナウイルスの影響で、やむなく遠隔開催となった今回の授業でしたが、デジタルファブリケーションだからこそ実現できるリモートのモノづくりを体験する良い機会になりました。

ウェブカメラでプレゼンテーション

ウェブカメラでプレゼンテーション

最後にそれぞれが作ったおもちゃと作品を小林先生と伊澤さんにプレゼンテーションし、講評を頂いて2日間の実習を無事に終えることができました。

事前の準備から2日間の実習にいたるまで、ご協力いただいた小林先生と伊澤さんにこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!

森林文化アカデミー
木工専攻講師 前野 健

こんなおもちゃができました

こんなアカデミーらしいおもちゃもできました!


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