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2017年11月14日(火)

「秋のきのこ展」今年も開催! ご来場ありがとうございました!

11/11(土)、12(日)の2日間にわたり、森林文化アカデミーの学園祭(翔楓祭)があり、それに合わせて「秋のきのこ展」を開催しました(オープンカレッジの1企画として実施)。

展示したきのこは約60種。いずれもこの時期に美濃地方で見られるものばかりで、全て生のものの展示です。

もう少し早い時期ならもっと多くの種類のきのこを展示できたのですが、それでも来られた皆さんの多くが身近なところにこれだけのきのこがいることに驚いておられました。

やはり食毒は気になるようで、毒のものはどのくらいあるの?食べられるものは何種類くらい?といった質問も多く受けました。食用となる林産物として、きのこに関心を持たれる方が多いことを実感しました。

きのこ展示の写真

またきのこの形、色、大きさなどその形態の多様さにも興味を持っていただけたようでした。さらに、きのこの薬効成分などに関心も持たれた方もおられました。きのこをはじめとする自然の生き物からは私たちは何らかの恩恵を得ている、或いは得られる可能性があります。今すぐ何かに役立つというわけではないかもしれませんが、多様な生き物の存在を把握し、それらの生き物が暮らせる環境を維持していく。そのことは私たち自身の将来にも関わってくるのです。

普段気に留めていないだけで、身近にこれだけのきのこがいるのかという驚き。ちょっと視点を変えてみると身の回りの自然の豊かさに気づくはずです。今回の展示をきっかけとして、私たちの暮らしと生物多様性、環境との関わりまで思いを馳せていただけると幸いです。

展示会場には100名を超える方々にご来場いただきました。また今回展示したきのこの収集にあたっては、森林文化アカデミーの在校生、卒業生に協力してもらいました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。(津田 格)

きのこの展示2

(以下、展示したきのこです。五十音順)

アイカワタケ、アオゾメタケ、アカカバイロタケ、アカモミタケ、アケボノアワタケ、アズマタケ、アミタケ、アラゲコベニチャワンタケ、イタチタケ、イロガワリシロハツ、カイガラタケ、カキシメジ、カノシタ、カワムラフウセンタケ、カワラタケ、キシメジ、キハツダケ、キンチャフウセンタケ、クチベニタケ、クリタケ、クロサカズキシメジ、シイタケ、ショウゲンジ、シワタケ、スエヒロタケ、スギヒラタケ、チヂレタケ、チャウロコタケ、ツガサルノコシカケ、ツチグリ、ツヤウチワタケ、ナメコ、ナラタケ、ニガクリタケ、ニクウスバタケ、ニセショウロ属の一種、ヌメリイグチ、ヌメリスギタケモドキ、ハカワラタケ、ハチノスタケ、ハツタケ、ハナウロコタケ、ヒイロタケ、ヒメアジロガサモドキ、ヒメカンムリタケ、ヒメコガサ、ビョウタケ、ヒラタケ、ヒロハノキカイガラタケ、フウセンタケ属の一種、ブナシメジ、ベニタケ属の一種、ホウロクタケ、ホコリタケ、マンネンタケ、ミイロアミタケ、ムキタケ、ムラサキシメジ