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2016年09月21日(水)

樹木の見分け方教えます 〜グリーンウッドワーク指導者養成講座

グリーンウッドワーク指導者養成講座、第4回目は「森を見る」がテーマ。グリーンウッドワークの講座を開催する指導者が樹木が見分けられるように、図鑑を使った見分け方を学んでもらいました。講師は森林文化アカデミーの柳澤直・准教授。

森で木を切りたい場合は誰に許可を得ればよいか、服装や道具はどのようなものが必要か、などの講義のあと、さっそく森へ。
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見分けるポイントは4つ。

①落葉樹か常緑樹か
柔らかくて薄いのが落葉樹、ツヤツヤして厚い葉が常緑樹です。下の写真は常緑樹。

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②単葉か複葉か
1枚の葉が葉柄についているのが単葉、いくつかの小葉が並んで葉柄についているのが複葉。

分かりづらいですが、下の葉はこれ全体で1つの葉。羽のような形なので、羽状複葉といいます。落葉するときはこれ全体がポロッと落ちます。葉柄の根元に小さな芽(托葉)があるので分かります。「ちなみにこの葉柄が赤いのは触るとかぶれるから、良い子は真似しないでくださいね〜」(柳澤)

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③全縁か鋸歯縁か
葉の周囲にギザギザがないのが全縁、ギザギザがあるのが鋸歯縁。下の葉は上半分に鋸歯があります。

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④対生か互生か
葉が左右対称についているのが対生、交互についているのが互生です。下の写真は互生です。

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これらの項目を図鑑でチェックし、同定していきます。今回使ったのは「山溪ハンディ図鑑 14 樹木の葉 実物スキャンで見分ける1100種類」。

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ではこれは何?
落葉樹で、たくさんの小葉で1つの葉を構成していて、互生で、鋸歯縁で・・・。正解はカラスザンショウ。

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今回は新しい試みとして、スマートフォンのアプリ「葉っぱ図鑑」も使ってみました。上記の図鑑のうち400種類が入っていて価格も600円とお手頃。条件を入力していくと、いくつかの候補が表示されます。あとは葉っぱのスキャン画像を見ながら特定。カラスザンショウ、出てきました。

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・・・と、普通の樹木の見分け方講座ならここまでですが、グリーンウッドワークの講座は伐って使ってみるのがポイント。
大同大学の加藤慎輔さんが小径木の伐り方を指導します。
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柔らかいコシアブラと、固いアラカシを削り比べてもらうことにしました。下の断面写真の左がコシアブラ、右がアラカシです。

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生木なのでどちらも柔らかく削りやすいですが、比べると固さははっきり違います。

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今回はオマケで、スウェーデンで学んできたナイフワークも体験してもらいました。

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盛りだくさんの講座でしたが、楽しんでいただけたようです。グリーンウッドワーク指導者養成講座は全6回。このあと器づくり、椅子づくりと続きます。来年度も開講します。

准教授・久津輪 雅


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