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2017年07月31日(月)

第3回「キャリアカフェ」を開催しました!

クリエーター科1年を対象とした、キャリアカフェ3回目が7月19日に行われました。

今回は愛知県岡崎市にある小原木材の小原淳社長にお越しいただきました。
小原木材は製材、高付加価値木材の製造、建築の設計施工、木工品の製造と多岐に渡った事業を展開しています。
CSVを強調され、エコノミーとエコロジーの両方の視点を織り交ぜたお話を聞かせていただきました。

小原社長は2001年に社長就任するまで、材木と関わる仕事はしていませんでした。
当時土場に転がっていた外材に対して疑問に思い、社長として、エコロジーの観点から県産材の活用を考え始めますが、( 今では県産材を主に扱っていますが)社員の誰もが関心がなかったそうです。

ルートを作り、ルールも作り、使えるようになったが、なかなか売れない。
そこで岡崎市周辺だけでなく、遠くにも売れるように防火や防腐など付加価値の高い建材も始めました。
スカイツリーや伊勢神宮などへ採用されるようになり、県産材が流通しだしました。
仕組みづくりの大変さと重要さがお話から感じられました。

小原社長は1995年から環境問題に取り組んでいらっしゃいます。
森林や生態系に関しての勉強方法は、講師を招いてみんなで勉強するユニークな方法でした。
関心のある人同士をつなぐ役割も果たしていたのではないかと思います。

2011年から岡崎市宮崎財産区で大きな実験に取り組み始めます。
山、里、海の環境循環を目差して山頂付近の人工林を広葉樹林にし、中腹の人工林を経済的に成り立たせるその名も「天使の森プロジェクト」です。


私は以前現地を案内していただいたのですが、三河湾や渥美半島を見渡せる気持ちのいい場所でした。
海とのつながりを意識するためのロケーションを随分と探したとのことでした。

 

地域の方との話し合いや植生調査などにもじっくり時間をかけてこられたようです。
現在は小学校との連携、社員研修の受託など地域や人をまきこんで実践なさっています。
こういった活動にも資金繰りや民間、行政への働きかけなどエコノミーの視点は不可欠とのことでした。

小原社長は自分のやりたいことをやるために一歩一歩足を進めていく努力の方で、
ゴールへの近道はないことを教えていただきました。
ありがとうございました。

クリエーター科2年  池富士 裕

今回のキャリアカフェは、前年度11月の岡崎での木育講演にて、松井と同様講演された小原社長の、アカデミーへの見学依頼があり、実現しました。今回はクリエーター科2年が多く参加してくれました。川上から川下までの幅広い活動に学生も関心が高かったようです。

決して熱弁を振るうわけではなく静かに話されるのですが、つい聞き入ってしまい・・・、写真を撮り忘れてしまいました。池富士君が、現地を案内して頂いた時の写真でご容赦下さい。

提示して頂いた記念品「小原木材からの贈り物」。中身は石鹸!「健全な未来を築くために」という理念を木材ではなく、石鹸でデザインされるところが、小原社長のデザイナーとしての手腕に敬服致しました。

キャリアカフェ担当:松井 勅尚


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