塩田 昌弘 -健全な森林を育て、山主に喜んでもらえる森を目指して-
林業専攻では、多様な森林経営を構築するための考え方や技術を学びます。森林が持つ木材生産機能と様々な公益的機能を発揮させるには、健全な森林経営と適正な施業技術が欠かせません。また、これからの林業界には木材生産・木材流通の多様性が求められます。
こうした要請に応えるためには、中・長期的な視野に立った森林施業に立脚した森林経営が必要であり、また、木材需要と木材供給をつなぐコーディネートが重要となります。多角的な視点で森林・林業・木材流通などを学び、これからの時代をリードする専門家を目指します。
半数を超える卒業生が、川上側で森林管理や木材生産など直接的に林業に関わる仕事に就いています。その多くは、林業事業体や森林組合で現場経験を積み、森林施業プランナーなど次のステップを目指します。家業の林業経営や事業体経営を継ぐ人、NPOを立ち上げ地域の森林管理を担う人もいます。また、川中・川下側において、森林・林業の理解者として、木材流通や木材加工の仕事に就いたり、公務員として林業をサポートする仕事に就く人もいます。