地域材を使った建物の構造設計
福山 満夫 構造設計事務所
林産業コースは、1年生で学んだ林業・林産業の基礎知識をベースに、林業が多くの産業と密接に繋がっていることを意識し、森林資源の利活用を学びます。また、山から伐り出してきた原木を木材として利用するために材木の性質を学び、木材の付加価値を見出すために木造建築・流通・品質管理・製品加工を学びます。
学内にある製材、加工棟を活用した実践的な木材の品質管理や、クリエーター科と協働で建設する自力建設、自ら課題を設定し解決のための研究を行う林産学課題研究を通して、地域材の特性を理解し、木材や木製品の品質管理・流通、木造建築の設計・現場監理を行う技術者を目指します。
意匠設計事務所、構造設計事務所、工務店、製材加工業、木製品製造業など、木材の利用に関する高度な知識や経験を必要とする職種が主な進路先です。また、4年生大学への3年時編入と大卒以上を対象とした森林文化アカデミーのクリエーター科への進学も可能です。
進路の内訳グラフは、2015年~2022年の卒業生です。