森と木のクリエーター科 木工専攻

8 経営学

「経営学」木工や木育で生計を立てるために

ものを作る技術を身に付けただけでは、木工や木育で食べていくことはできません。木工や木育を事業として運営できる人材を育てるため、2年次で「木工の経営学」という授業を設けています。木工業の個人事業や会社を営む講師や、岐阜県庁で木育や森林サービス産業を担当する職員を招き、講義を行います。 

この授業では、原価計算、価格設定、損益分岐点の計算、ビジネスプランの作成、講師たちの営む工房の見学や経営状況のレクチャー、県の補助金の申請書類の書き方など、卒業後に活きる実践的な内容を盛り込んでいます。 

木工の経営学の授業風景 
補助金について説明する県職員
工房の見学

また、年に数回行う「木工事例調査」では、岐阜県内や近隣県へ出かけ、優れた木工・木育の事業を営む現場を視察し、経営者から話を聞いています。視察先は学生自ら希望を出し合って決め、視察先にアポイントを取ります。 

近年訪問した主な視察先を、以下のリストにまとめました。この木工事例調査がきっかけとなり、夏休みのインターンシップや、卒業後の就職につながることもあります。 

 

2022年度 

Small Axe / TENON(兵庫県) 

森の学校(岡山県) 

西粟倉村役場(岡山県) 

ようび(岡山県) 

まなびの杜・椅子の学び舎(山梨県) 

本間寄木美術館(神奈川県) 

堀内ウッドクラフト(神奈川県) 

神奈川県工芸技術所(神奈川県) 

 

2023年度 

木曽おもちゃ美術館(長野県) 

鈴木潤吾氏(長野県) 

花野屋(長野県) 

やまとわ(長野県) 

瑞泉寺、匠雲堂(富山県) 

井波木彫工芸館(富山県) 

二代目野村清宝氏(富山県) 

トモル工房(富山県) 

匠頭漆工(石川県) 

石川県立山中漆器産業センター(石川県) 

山中漆器木地生産協同組合(石川県) 

 

2024年度 

スーパー生木ラボ(滋賀県) 

宇納家具工房(京都府) 

京都炭山朝倉木工(京都府) 

安多化粧合板(大阪府) 

ぬし熊(三重県) 

武田製材(三重県) 

森へ行く日(三重県) 

カネモク(岐阜県) 

奥飛騨開発(岐阜県) 

金山チップセンター(岐阜県)