教員紹介
にいつ ゆたか

新津 裕

准教授
niitsu@forest.ac.jp https://www.forest.ac.jp/about/20th_anniversary/interview/niitsu/
専門分野 ・森林空間の利活用
・森林獣害
・森林環境教育
最終学歴 岐阜県立森林文化アカデミー
クリエーター科
研究テーマ ・森林空間の利活用
・獣害対策と捕獲後の狩猟獣の活用

【経歴】

出身:神奈川県鎌倉市

1984年

鎌倉彫伝統工芸士の次男として誕生

小動物と自然に囲まれながら幼少時代を過ごす

 

身近な自然が徐々に宅地へと変わり始めた時期に「自然を守る事」を目指し始める

 

2003年

麻布大学へ入学し、環境問題について学んでいく間に特に森林についての関心が強くなる

国外研修でタスマニア島へ訪れた事がキッカケで、日本国内の森林への想いが一層高まる

 

卒業後は林業の現場へ出るつもりだったが、木材消費の現場を経験してからその経験を現場作業に活かそうと思い、木質建材メーカーへ入社する。神奈川・関東配属を志望するが、配属面談にてとある選択を迫られる。その回答により、その場で岐阜への配属が決定する(今があるのはこの時の選択のおかげ?)

 

メーカーの営業・造林会社職員を経験するが、森林と係わる上で自分に何かが足りないなと感じていた時に、岐阜県立森林文化アカデミーの存在を知り入学を決断する

 

2010年

在学中は環境教育・インタープリテーションを専攻し、卒業研究では『お父さん』へ自然体験を行う事で起こる子どもとの過ごし方の変化をまとめる。アカデミーでの2年間で森と人を繋げる事への可能性を大いに感じる

 

卒業後は、静岡県朝霧高原のキャンプ場兼林業事業体にて木材の素材生産を行う傍ら、森林資源を活用した様々なインストラクター業務をこなしつつ林業普及活動を行う

・修学旅行生を対象に草原と森林でのマウンテンバイクインストラクター

・セグウェイを利用した森林エコツアーガイド

・林業体験インストラクター

・野外フェスでの子どもの遊び場運営 などなど

 

ワケあって隣の山梨県へ移動し、森林組合職員として働き始める

入社半年で森林整備部副班長を任され、職員の指導育成を担う

 

ご縁を頂き2018年より森林文化アカデミーでお世話になります

2018~2021:森林環境教育専攻 講師

2021~  :林業専攻 講師

 

◆受賞歴

・2014年:第21回静岡県伐木造材技術競技会 県知事賞受賞

 

◆資格

わな猟狩猟免状

第一種銃猟狩猟免状

JBS認定ブッシュクラフトインストラクター

日本BBQ協会 初級バーベキューインストラクター

 

(経歴のエピソードを20周年記念インタビュー記事で公開しています!)

◆専門分野に対する想い

【森は可能性で溢れている!】

 林業と言えば木材生産が主軸ですが、時代と共に森林と人とのかかわり方も変化していきます。そして現在の日本は森林の荒廃、人口減少と住宅着工数の減少、森林管理の人材不足や獣害など様々な課題が山積みです。何か1つの関わり方では解決できないそれらを、視野を広げて取り組むことで新たな解決の糸口になるのではないかと考えます。そしてそれこそが令和時代の新たな林業のスタイルとして形になっていくことでしょう。視野を広げて森を見てみれば可能性に満ち溢れています。

森林空間の利用と獣害対策を軸に、森林の関係人口を増やし、子どもたちの将来なりたい職業に「林業」がランクイン出来る世の中を目指しています。