森と木のエンジニア科(1年生の学び)

5 充実の加工設備

丸太はそのままでは使えません。製材機で板や柱に挽くことで、住宅や家具の部材になります。ただ丸太を挽くとはいっても、考えて製材しないと割れたり、反ったりして思ったように使うことができません。演習林から出してきた丸太を実際に製材することで、乾燥時の曲りや割れ、強度など木の性質を学びます。

木取りを考え、製材機も実際に学生が操作します。

 


木材加工関連設備

製材棟の製材機や、木材乾燥庫など木材の性能試験や管理に関連する設備やツールが整っています。

自動送材車付き帯のこ盤

原木(丸太)を縦挽きし、角材・板材などへ製材する帯のこ盤。演習林の原木を自力建設の部材へつなぐ、自力建設プロジェクトの始点となる設備。

ジャンピングクロスカットソー
(森林研究所所管)

長い材料の横切りを行う丸のこ盤。保護カバーが丸のこ歯を覆いながら作動するため、比較的安全性が高い。
活木処

活木処(太陽熱利用木材乾燥庫)

屋根空気集熱式ソーラーシステム(OMソーラー)を利用した木材乾燥庫。(2003年の自力建設)自力建設用の木材などの感想に使用します。
太陽熱を屋根で集熱し、高温の空気をファンを用いて庫内に導入します。同時に壁面からもダイレクトゲインにより熱供給を行うことで効果的な乾燥を促します。夜間は、放射冷却により冷やされた壁面で結露させ、外部に排水することで、翌日には乾燥された状況から再度太陽熱が供給されるサイクルが出来上がっています。

木工用帯のこ盤 (バンドソー)

木工用帯のこ盤 (バンドソー)

材料を必要な寸法に合わせておおまかに切り出す「荒木取り」を行う帯のこ盤。

軸傾斜横切り盤

軸傾斜横切り盤

必要な長さに材料を切断する、横切りを行う丸のこ盤。角度をつけた切断も可能。テーブル移動式のため、合板など面材料にも対応する。
リッパ (リップソー)

リッパ (リップソー)

必要な幅に材料を切断する「幅決め」を行う丸のこ盤。対応できる材料の厚さは最大80mm。
卓上丸のこ盤

卓上丸のこ盤

横切り用の丸のこ盤で、柱材など厚みのある材料にも対応する。移動可能なため、現場でも利用できる。
手押かんな盤

手押かんな盤

反り・ねじれなど凹凸のある材面を平滑に削る「むら取り」や、2材面の直角をとる「矩(かね)出し」を行うかんな盤。材料を手で押して切削する。
自動一面かんな盤

自動一面かんな盤

材料の上面を切削し、厚さを一定にする「分決め(ぶぎめ)」を行うかんな盤。対応できる材料の厚さは最大400mm。
四面モルダ (森林研究所所管)

四面モルダ
(森林研究所所管)

4つの材面を連続して切削することができ、幅決め・分決め・矩出しを高能率で行えるかんな盤。対応できる材料の厚さは最大400mm。
コールドプレス

コールドプレス

4mまでの集成材, 幅接ぎ板を製作できる油圧式プレス。

高周波式含水計

木材の水分(含水率)を測定します。

応力波速度測定器

ハンマーなどで衝撃を与えて応力波を発生させ、センサーで応力波の伝わる時間を測定します。応力波の伝わる速度から強度(ヤング係数)を算出します。