林業コース
卒業生の進路

木藤 直 -森林官に憧れて-

森林や地域と関わるに仕事に憧れて

プロフィール

1997年生まれ。愛知県内の高校卒業後、森林文化アカデミーのエンジニア科に入学。在学時から山を駆け回り、山菜採りなど自然で遊びつくす。趣味は自転車、釣り、料理など。


質問1)今の仕事内容を教えてください

 林野庁の機関である森林管理署で、国有林を管理する仕事をしています。国有林では、間伐を始めとする森林整備や治山事業により森林の持つ公益的機能の維持増進を図る一方、持続可能な資源としての森林を活用すべく、素材生産事業や造林事業を行っています。
 また人と森林のふれあいの場の整備や、希少動植物の棲む森林の保護など、多様な機能を発揮する森林づくりを目指して管理経営を行っています。
 3,4年に一度の頻度で転勤となり、そのタイミグで担当する係も変わる事になることが多いので、木材生産や土木治山から管理や経理など、様々な仕事を経験することができます。現在は土木を担当していて、林道の維持管理や新設・改良工事の監督等の業務を受け持っています。

質問2)仕事を選んだきっかけは何ですか

 高校二年生のとき、ボーイスカウトのプログラムでトレッキングをしに訪れたニューメキシコ州の自然公園でフォレスターという職業に出会いました。 日本に帰って調べてみると、林野庁の森林官が欧米のそれにあたるものとわかり、林野庁を目指しました。

質問3)アカデミーで得た学びについて

 アカデミー在学中に学んだ事で特に記憶に残っていることはやはり伐木造材や作業道作設の実習です。この職場ではチェーンソーや重機のハンドルを握る事はほとんどありません。どちらかと言えば、それを監督する立場に置かれる事の方が多いのですが、実際に現場でどんな作業がどんな手順で行われているかを知っていることは、仕事を順序立てて計画的に進めていく上で大きなアドバンテージになっていると感じています。