20周年記念 特設サイト

森林文化 特別連続講座

20周年記念特別講座として、在校生・卒業生を対象(一部一般公開もあり)とした森林文化特別連続講座を企画しました。

原則、在校生・卒業生の方のみ視聴できます。在校生は授業の一環として履修できるようになっています。

受講方法は基本的に以下の通りです(講座によって一部違いがありますので以下で確認してください)。

 Cr在校生:対面講義

 En在校生:オンデマンド(Microsoft Teamsを使用)

 卒業生の方:オンデマンド(録画を youtube にて限定公開。再生リストで複数回の講義をご覧いただけます)。URLはアカデミーへ近況報告していただいた卒業生あてにメールにてお知らせします。

 一般の方:録画を youtube にて限定公開(※一部講座のみ)

2022年2月16日(水)9:00~10:30

「自然資本の活用とその持続可能性 
    ~これからの林業のあり方と森林文化~」

涌井史郎 (岐阜県立森林文化アカデミー学長)

2020学長プロフィール用

 ※ この講演は学生だけが視聴できます。

報告:森林文化アカデミー20周年記念森林文化特別連続講座(最終回)報告

 

2021年7月14日(水)13:15~16:30

「地域資源を活かした里山里海の利用と保全」

赤石大輔 氏(京都大学フィールド科学教育センター 特定助教)

金沢大学で生態学を学び、博士(理学)を取得。金沢大学・研究員、NPO法人能登半島おらっちゃの里山里海・研究員、珠洲市自然共生室・自然共生研究員を経験し、域学連携事業の企画立案からNPOの設立・運営、多様な主体の連携による里山保全事業の計画策定など、研究者の枠を超えて様々な業務経験を積む。2015年より環境省・近畿環境パートナーシップオフィス勤務、多様な主体の協働による環境保全活動の促進、地域環境課題解決に向けた協働取組の中間支援を経験。2018年4月より森里海連環学教育研究ユニット特定助教、2020年4月より現職。

報告:20周年記念森林文化特別連続講座始まりました!

 

2021年7月31日(土)13:15~16:30

「ウッドスタートで地域を元気にする 

~東京おもちゃ美術館の木育事業~」

馬場 清 氏(東京おもちゃ美術館副館長/特定非営利活動法人芸術と遊び創造協会事務局長)

1963年東京都生まれ。高校、大学の教員を経て、2010年4月特定非営利活動法人日本グッド・トイ委員会(現:芸術と遊び創造協会)事務局長に就任。おもちゃコンサルタント等の人材育成、子育てサロン「おもちゃの広場」活動や「木育キャラバン」、林野庁が進める「木育推進事業」、また東京おもちゃ美術館副館長として、運営等に携わる。また東京おもちゃ美術館が進めている「ウッドスタート」の取組においても、全国の自治体と連携して、誕生祝い品として地産地消の木製玩具をプレゼントする事業を展開。また地域材を取り入れた「姉妹おもちゃ美術館」の設立にも奔走している。

報告:20周年記念講座第2回「ウッドスタートで地域を元気にする ~東京おもちゃ美術館の木育事業~」

 

2021年8月24日(火)13:15~16:30

「森とつくる いっしょにつくる」

古川 泰司 氏(アトリエフルカワ一級建築士事務所 代表)

武蔵野美術大学建築学科卒業後、筑波大学院芸術学系デザイン専攻建築コース修了。建築事務所や工務店に勤務後、’98年アトリエフルカワ一級建築士事務所設立。森林インストラクター、おもちゃコンサルタント。
林業、製材、職人をつないだ地域の木を生かした建物の設計、空き家活用で地域の空間資源再生を通した地域再生やコミュニティづくりにも取り組む。
地域林業を考えながら山元への還元を意識し、「森とつくる いっしょにつくる」をコンセプトに、無垢の木、地域の木材を使った家、左官など自然素材の家、太陽の恵みをいかす、風を取り込む、といった自然ネルギーを利用する家、住まい手参加の家づくりを行う。

12月3日(金)13:30~18:30

「見つけた!“新”林業 

〜株式会社「柳沢林業」代表取締役 原薫さんに聴く〜

原 薫 氏(株式会社 柳沢林業 代表取締役、一般社団法人 ソマミチ 代表理事)

事例紹介&トーク:2021年12月3日(金)17:00〜18:30 

馬耕馬搬、果樹園&畑づくり、木のマルシェ、キャンプ場、森のようちえんのサポート。。。。。地域の山の管理や特殊伐採をする傍ら、一見林業とは関係なさそうな事業を展開し続ける柳沢林業(長野県松本市)。一体なぜ??その理由は???
「信州・松本の豊かな風景をつくる」をモットーに、熱い思いと独創的な発想、そして幅広い視野で思わず唸ってしまうような「新しい」林業(=新林業)を実践し続けてきた代表取締役、原薫さんをお招きして柳沢林業の活動の様子を紹介していただく予定です。
学生&O Bはもちろん、林業関係者、行政&地域づくり関係者、必聴です!

 2021年12月3日(金)13:30~15:30にmorinos主催の一般向公開イベント
「見つけた!“新”林業 〜林業経営者・原薫さんと森歩き&トーク〜(対面&Zoom配信)」
詳細&申し込みは以下リンクからお願いします。
<第1部>morinos主催イベント「林業経営者・原薫さんと森歩き&トーク」

1973年神奈川県川崎市生まれ。筑波大卒業後、1997年静岡市井川森林組合に就職し、林業の道へ。
1999年に長野県に移住し、2003年柳沢林業入社、2013年より現会長より事業承継し代表取締役に就任。木材生産を中心に新たな林業の可能性を模索中。
また2017年一般社団法人ソマミチを設立し、「木を使う社会の仕組みづくり」を目指す。

※2016年3月、全国の農山漁村地域の次世代リーダーとして期待される女性や団体に贈られる「農山漁村男女共同参画優良活動表彰」の最高賞・農林水産大臣賞を受賞。※狩猟免許保有。

ホームページURL :  http://yanagisawa-ringyo.jp/

報告:見つけた!“新”林業〜株式会社「柳沢林業」代表取締役 原薫さんに聴く〜

2021年10月19日(火)13:15~14:45

「森林が育てる文化」

只木 良也 氏(名古屋大学名誉教授、京都府立林業大学校名誉校長、国民森林会議顧問)

1933年京都市生まれ、1956年京都大学農学部卒業、1961年同大学院農学研究科修了。農学博士
農林省林業試験場勤務、信州大学理学部教授、名古屋大学農学部教授、プレック研究所生態研究センター長、京都府立林業大学校校長を歴任。
国や地方自治体の委員のほか、長野五輪や愛知万博の誘致にも専門家の立場で関わる。NHK教育テレビ市民大学講座などメディア出演も。
専門は、造林学、森林生態学、森林雑学。

ホームページ 「森林雑学研究室」

http://shinrinzatsugaku.web.fc2.com/

おもな著作
新装版 ことわざの生態学―森・人・環境考』丸善ブックス 丸善(2020)、『新版 森と人間の文化史』NHKブックス NHK出版(2010)、『森の文化史』講談社学術文庫  講談社(2004)、『森林環境科学』朝倉書店(1996)、『森林はなぜ必要か』小峰書店(1992)

報告:20周年記念特別連続講座 第4回「森林が育てる文化」

 

2021年10月26日(火)13:15~16:30

「人為と森林-人間活動はどのように樹木や森林を改変したか-」

井出 雄二 氏(東京大学名誉教授)

東京大学林学科卒業後、静岡県林業試験場で林木育種担当研究員として11年間勤務。この間にシラカンバの組織培養による増殖研究により農学博士の学位(東京大学)を取得。その後、東京大学演習林において樹木組織培養、樹木の生態および遺伝の研究を進めるとともに、千葉演習林長、研究部長などとして演習林の管理運営に携わる。2000年に、新設された生圏システム学専攻に移り森圏管理学研究室教授として、森林と人間の関係を、遺伝学および生態学の手法を用いて研究。2018年に退職。主な編・著書に、「森林遺伝育種学(文永堂出版)」、「教養としての森林学(文永堂出版)」、「樹木学事典(講談社サイエンティフィク)」などがある。日本森林学会長、森林遺伝育種学会長などを歴任。

 

2021年11月30日(火)13:15~16:30

「木と森と人とのつながり ~木の文化、木工、木育などを例にしながら~」

西川 栄明 氏(編集者、木工ライター、椅子研究者)

1955年生まれ。81年、福武書店(現、ベネッセコーポレーション)入社。同社退社後の97年より、フリーランスの編集者・ライターとして活動(北海道と東京の2カ所を拠点)。椅子や家具に関すること、森林や木材から木工芸に至るまでの木に関することを主なテーマにして、編集執筆活動を行っている。北海道森林審議会委員、木育プログラム等検討会議委員、木育マイスター育成研修講師などを北海道より委嘱。
著書に、『新版 名作椅子の由来図典』『樹木と木材の図鑑-日本の有用種101』『この椅子が一番!』『木のものづくり探訪』『木の匠たち』など。共著に、『名作椅子の解体新書』『Yチェアの秘密』『ウィンザーチェア大全』『増補改訂 木材加工面がわかる樹種事典』『漆塗りの技法書』『木育の本』など。企画編集に、『流れがわかる! デンマーク家具のデザイン史』など。

報告:森林文化特別講座「木と森と人とのつながり」西川 栄明さん

 

2121年12月18日(土)13:15~14:45

「美しい国土づくりと地方創生」

金野 幸雄 氏(国土計画家・コンセプター)

1955年徳島県生まれ。兵庫県職員、篠山市副市長、流通科学大学特任教授を経て、現在はフリーで活動。専門は国土計画、景観政策、官民連携など。2005年頃から古民家再生による地域再生事業をスタートし、集落丸山、篠山城下町ホテルなどの分散型のエリア開発事業を実現した。現在は森林再生、重要文化財活用などの事業創設に取り組んでいる。歴史的資源を活用した観光まちづくり専門家会議(内閣官房)委員、日本遺産審査・評価委員会(文化庁)委員。

報告:森林文化特別講座「美しい国土づくりと地方創生」金野 幸雄さん