イベント
開催日:2017年09月17日 (日)

我谷盆をつくる 〜グリーンウッドワーク・プレミアム講座〜

<2019年8月29日、学研プラスより発売の『グリーンウッドワーク 生木で暮らしの道具を作る』(著者:森林文化アカデミー准教授・久津輪 雅)に我谷盆の作り方が詳しく紹介されています。ぜひご覧ください>

森林文化アカデミーでは9月17、18日に木工家の森口信一さんを講師にお迎えして、「我谷盆(わがたぼん)」を作る講座を実施します。

我谷盆とは、かつて石川県の我谷村(現在の加賀市)で作られていた、素朴なクリのお盆です。屋根葺きに使うクリのへぎ板を作っていた職人が、副業としてわずかな道具を用いて作っていたと言われます。規則的に彫られた丸ノミの跡が、美しい表情を作り出します。

この我谷盆は、クリの丸太を割り生木のまま削っていくことから、まさに「日本のグリーンウッドワーク」(生木を人力の道具で削る木工)です。

我谷盆(わがたぼん)

我谷盆のノミの跡

我谷盆は明治の末頃には作り手が途絶え、村もその後ダムに沈んでしまいます。そんな中、この盆の美しさを見出したのが、木工家の黒田辰秋でした。父が我谷村に近い大聖寺(現在の加賀市)の出身だった黒田は、たまたま法事の時に我谷盆に出会い、後に「我谷盆賛」としてこんな文章を残しています。黒田辰秋の我谷盆賛

その後、さまざまな作り手によって再び我谷盆が作られるようになるのですが、その第一人者が森口信一さんです。森口さんは黒田辰秋の長男・乾吉に師事した木工家で、乾吉の妻のアヤ子さんに「あなたの作風は我谷盆に似ている」と言われたことをきっかけに我谷盆の研究を始め、今では数多くの我谷盆を作りながら、技術を次の世代へ伝えるための取り組みもされています。

講師の森口信一さん

その森口さんをお迎えしての我谷盆講座、生木をサクサクと彫る楽しさを存分に味わえること請け合いです。制作時間は10時から17時まで。時間内に塗装まで行うため、下の写真のような少し小さめのお盆を彫りますが、ご希望があれば少し大きめの材料もご用意できます。(このお盆はワークショップ参加者が彫ったものです)

眼鏡を載せた小さい我谷盆

折しも京都では、9月2日から10月9日まで「京の至宝・黒田辰秋展」も開催中です。黒田が見出し、森口さんが伝える我谷盆づくり、ぜひお楽しみください。

<受付開始後3分で定員を大きく超えるお申込みをいただきましたので、受付を終了します。ありがとうございました。受講決定の方へは追ってご連絡差し上げます>

我谷盆をつくる 〜グリーンウッドワーク・プレミアム講座〜

日時:2017年9月17日(日)・18日(祝)10:00〜17:00 ※どちらか1日をお選びください。

場所:岐阜県立森林文化アカデミー 森の情報センター

講師:森口信一

定員:9月17日、18日とも10人ずつ

主催:グリーンウッドワーク研究所・岐阜県立森林文化アカデミー

参加費:5,000円

申し込み:8月17日(木)12:00より先着順で受付を開始します。下の入力フォームからお願いいたします。(それ以前に入力・送信されても受け付けできませんのでご了承ください)

お問合わせ:greenwoodworklab@gmail.comまでご連絡ください。

 


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