木造建築の柱や梁をつなぐのに使われる「継手(つぎて)」は、高い機能性がありながらデザインとしても美しい。その継手を小箱の蓋に生かした。黒い「込み栓(こみせん)」「車知栓(しゃちせん)」と呼ばれるピンを抜くと、蓋が左右にスライドして開く仕組み。2007年朝日現代クラフト入選作品。