木造建築専攻
卒業生の進路

藤村 直樹 -木造建築から不動産へ-

林業を学び、アカデミーの木造建築へ、卒業後は木材業を経て不動産を扱う。

卒業生

プロフィール

森林文化アカデミー 木造建築専攻5期生

1979年生まれ
大阪府高槻市出身
大学卒業(旧林学科)後、土木系コンサルタント(3年)を経て、アカデミーの木造建築専攻へ

大阪市福島区福島2-9-15

info@kino-machi.com

http://kino-machi.com/

 

 

質問1)アカデミーに入学を決めたきっかけは何ですか?

元々土砂災害の研究室にいてその延長線上でコンサル会社に入りました。

会社では土砂災害を予測する仕事などやり甲斐もありましたが、徐々に異なった仕事をするようになり、ストレスを感じていた中アカデミーのことを知りました。

大学では林学系を学びましたが、いわゆる林産分野はほとんど学びません(製品としての木のことなんか知りません)恥ずかしながら、木を使わない=山が荒れる、ということを知ったのは社会人になってからで、元々木の素材自体は好きだったことから、木を沢山消費する家=山を守るということを行っている、それを使命として活動している先生がいる木造建築スタジオに入って川下から山を見直そうと思いました。

質問2)アカデミーの学生生活で印象に残ったことは?

まるで会社か?と思いました(笑)

スタジオでは勉強しつつ、自力建設のプロジェクト、

その他地域から依頼された実務プロジェクトが多数あり、実務である以上成果に対して締め切りもあって常に追われていたと思います。じっくりと勉強するという環境でななく、荒波の中で揉まれながら成長するという感じでしょうか。不夜城と呼ばれ、真夜中でも誰かいたスタジオが懐かしいですね。

質問3)今の仕事のやりがいは何ですか?また、今の仕事を選んだ理由をお聞かせいただけますか?

実は「設計」また「施工」という仕事は早々にあまり向いていないなと思っていました。自力建設の最中に腰も痛めて寝込みましたし(笑)。「木」という素材が好きで、その木がどう生み出されてどう売れるようにすればいいかを考えて研究もそのようなテーマにしました。

その後国産材を専門に販売する会社に就職し、5年勤めました。その会社では本物の木を使った家を建てたいという一般の方々からの相談もよく受け、実際木の家を建てる建築士とのマッチングも随時行っていました。その中で多くの方が土地探しで躓いていることに気づき、土地探しから木の家のお手伝いする意義や喜びがあるのではと思いたち、未経験から不動産会社を立ち上げました。最近は古民家のリノベーションの相談等も多く、自分が仲介してその上に木の家や木の改修を行っている物件に立ち会うとやっていてよかったと思います。

質問4)アカデミーの学びで役に立ったことは何ですか?

家づくりのプロセス、成果、見るべき点をある程度わかっていることですね。

基本的には不動産の営業マンは「家」のことは知りません。また値段のバランスもわかりません。中古戸建を紹介する時、改修できるのかどうか、改修費用はどれくらいかかるのか、木の家や自然素材の家を建てることができるのか、そういう視点を持ちつつ土地や中古戸建の案内ができるのはアカデミーの学びがあったからと思います。もちろん最終的は自分の力を過信せず、プロの建築士に見てもらって補完するようにはしています。

あとはアカデミーの先生方含めて今でも仕事上の付き合いがある方がいます。アカデミーの人脈がなかったら到底独立はできなかったと思います。

質問5)今の仕事で意識していることは何ですか?

柔軟に仕事を考えています。例えば仮住まいサービスというのを行っています。一見木とも山とも関係ない仕事です。元々は木を使ったリノベーションを手がける人から依頼があってサービスをスタートしましたが、そのような木を使うプロの方経由の依頼も多いので間接的にも木づかいの役立っていると思います。また、建替やリノベーションで住宅を再生することに対して意義があると思っています。一方で木を使った住宅製品を開発中です。こちらは収益をあげるまでには時間がかかるかもしれません。私の会社は不動産会社ではありますが、時代の流れややりたいこと、収益をあげられること等をバランスよく柔軟に変えていこうと思っています。

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