森と木のエンジニア科
卒業生の進路

内木 翔大 -大学で生きるアカデミーでの学び-

大学で生きるアカデミーでの学び

内木翔太

佐渡島の調査地にて

 

プロフィール

1993年 生まれ
新潟大学自然科学研究科流域環境学(修士課程1年)
愛知県小牧市出身。地元の普通科高校を経てアカデミーに入学。卒業後,新潟大学に3年次編入。卒業研究で佐渡島におけるヒバの更新に関する研究を行う。もっと研究を深めたいと思い,同大学の大学院に進学し,現在に至る(2017年8月現在)。趣味は写真。

 

 

質問1)今,取り組んでいることについて教えてください

今は新潟大学の佐渡演習林の研究室に所属しています。佐渡島に住みながら,週一回は本土の大学での授業に通い,それ以外の日は研究で佐渡のフィールドに出かけています。研究では,ヒバの多様な樹形がどんな要因によって決まっているのかを,環境要因と更新特性の2方向から調べています。机の上で本を読んだり人から話を聞くだけではなく,自然の中で起きていることを自分の目で見て考えることに,やりがいを感じています。

その他にも,論文を読んで勉強したり,授業の課題をこなしたり,学部の実習のティーチングアシスタントをしたりと,充実した毎日を送っています。

大学院の授業でのプレゼンの様子

 

質問2)大学編入を選んだきっかけを教えてください

もともと高校が進学校だったので,アカデミーに入ったときから,大学編入は頭の片隅にありました。ただし,現場の実習が多かったので,卒業後すぐに就職することも考えていました。アカデミーの実習では,現場の作業をみっちり学ぶわけですが,学んでいる間に,その判断の元となる理論について興味を持つようになり,もっと理論を理解した上で現場の作業をできるようになりたいと思うようになりました。

最終的に大学編入に決めたのは,クリエーター科の人たちとの付き合いがあったことが大きいですね。大学生や社会人を経験してきたクリエーター科の人たちと話をしていると,もっと学んでから就職するのもありだと思い,大学への進学を決意しました。先生方の応援があったことも大きいです。

 

大学院の授業で植生を観察している様子

 

質問3)大学編入をして大変だったこと,良かったと思えたことについて教えてください

大学の3年次編入で大変なことは,一般教養の単位を集めることです。4年生になると卒業研究で忙しくなるため,3年生のうちにできるだけ集めておく必要があります。そこで,3年生の時は,週5日の朝から晩までに加え,土日の大半を,単位を集めるのに費やしました。

楽しいと思う瞬間は,林業の現場で働いている人だけでなく, アカデミックな立場の人とも幅広く話ができることです。両方の視点を身に付けているため,どちらの立場でも物事を考えることができるのは自分の強みだと思っています。

 

質問4)アカデミーで得た学び

年の近い人だけでなく,年の離れた人とも同じ学生として交流できることが大きいと思います。先生も実務家から研究者まで幅広く,とにかく色んな立場の人と関わりを持てたことが大きいですね。立場や専門分野の違う人と気兼ねなく話をできるようになったのはこの経験が役立っています。

 

質問5)将来の目標を教えてください

アカデミーで学んだ現場の経験と大学で学んだ理論や研究経験の両方を活かせる仕事に就きたいと思っています。アカデミーや大学で得てきた人脈も活用して,消費者と生産者の間をつなぐような仕事がしたいと思っています。

ヒバの樹齢を調べるためにコア抜きをしている様子

 

 

質問6)これからこの道を目指す若者へのメッセージを教えて下さい

専門学校から大学へ,という進路に不安がある人もいるかと思います。でも,アカデミーで学んだことは間違いなく生きてきます。大学生との間にギャップを感じることもありますが,一方で,アカデミーにはいないタイプの色んな学生がいるので,アカデミーでは得られなかったものが得られると思います。興味のある人は,不安を恐れずに是非ともチャレンジしてみて下さい。

 

学部の実習のティーチングアシスタントをしている様子

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