森と木のエンジニア科
卒業生の進路

松山 峰大 -「難しいことを簡単にこなす」かっこいい森林技術者を目指して-

「難しいことを簡単にこなす」かっこいい技術者を目指して

松山さん

プロフィール

1991年 生まれ
(有)古川林業 森林技術者


松山さん質問1)今の仕事内容を教えてください

社有林での間伐、皆伐などの素材生産作業、植栽、下刈りなど育林作業、作業道の開設など、林業に関わる仕事全般です。中でも間伐作業がメインで、チェンソー持って伐倒したり、スイングヤーダやラジキャリの運転をしたりしています。現場には8:00頃到着し、17:00頃終わります。雨の日は相談次第で休むときもあります。多い月で26日、平均すると22、23日現場に出勤します。もし休みを取りたい時は、班の中で臨機応変に仕事のやりくりが可能です。今は4人の班で作業をしています。動ける人が遊ばないように仕事を組むなど、仕事の段取りがとても大事です。

松山さん

質問2)今の仕事を選んだきっかけを教えてください。

アカデミー在学中に授業で林業会社の山の植栽作業と下刈り作業を行い、本当の現場の仕事に触れたことで興味を持ちました。かなり先の将来のことを考える森づくりのスケール感や、働いている人の素晴らしさに惹かれました。もともとアカデミーに入った当初も林業分野に入りたいと思ったのですが、授業の中でとても災害が多い産業だと聞いて心が折れました。公務員を考えた時もありますが、異動がいやでした(笑)。アカデミーでいい面も悪い面も知ってよかったと思います。

松山さん質問3)今の仕事のなかで「キツいな〜」と思うことを教えてください。

「キツいな〜」と思うことは、山で働いていると嫌いなカエルと出会うことです…(笑)。それ以外で「キツいな〜」と思うことはないです。入社して初めの1か月は体力的にきつかったですが、慣れました。とはいっても、夏の下刈りは5リットルの水分を持って行くけど、帰ると3kgやせているというくらい大変ですが。それ以外では、残業はないし、朝もそこまで早くありません。幸いなことに大きなけがもありません。

松山さん質問4)今の仕事のなかでやりがい(やっててよかった〜)に感じることを教えてください。

「きれいな木口だね~」と外の人に仕事ぶりを褒められたときは、やっててよかった~と思いました。また仕事先で「手に職あるね~」と言われたときもうれしかったです。

質問5)アカデミーで得た学び

アカデミーに入ってよかったと思うことは同期とのつながりです。林業はせまい業界なので気心しれる同期がたくさんいるのは良いと思います。授業では森林の植物、樹種が分かるようになってよかったです。山に行く際の見方が変わりました。

質問6)クリエーター科

エンジニア科は現場重視のコースですが、クリエーター科とも交流があり、森林管理の仕事が分かってよかったです。また社会人経験がある人との交流など、年齢層の幅があるというのは、それぞれの世代の見方が分かってよかったです。また国内研修で伊勢神宮に行った際に、エン科は生えている立木の大きさに興味が行くけどいうけど、木造は建物の構造など見るポイントが違います。あまり授業として勉強することはありませんでしたが、他に分野の学生と交流出来てよかったです。

質問7)将来あるいは今後の目標を教えてください。

松山のおじいさんはすごいぞと言われたいです。今の職場にも再雇用されたおじいさんがいますが、線の張り方など段取りが手際よかったり、身のこなしが軽かったり見習うべきところがあります。まだまだレベルアップしたいです。

質の林業と量の林業の2極化していると思います。量の林業では、今まで手間暇かけてきた労働の対価が認められませんが、昔の技術の価値が認められるような質の林業もあると思います。質の林業のためには、アカデミーの環境教育に期待です。子供のときに良いものに触れることで、価値についての理解が進むといいなと思います。

松山さん質問8)今の仕事をしている中での「モットー」。

人にかんたんそうに見られる、難しいことを難しそうにやらない、という技術者になりたいです。
座右の銘:無極(わきすぐる)

質問9)これからこの道を目指す若者へのメッセージを教えて下さい

この職業に入ることを簡単に進めることはしないけど、入ってくれたらうれしいと思います!

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