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森と木のエンジニア科

エンジニア科 カリキュラムの特徴と構成

基礎教育の重点指導
 一般教養から専門基礎まで集中的に学習します。
インターンシップ
 自らの専門分野に関連する企業等での就業体験を行います。その体験をもとに自身の適性を見極めながら進路を決定していきます。
課題研究
 各自の問題意識に沿った適切なテーマを選び、アカデミーでの学習成果の総括になるような論文・作品・事業計画等をまとめます。

※エンジニア科の構成や、カリキュラムの内容は、今後、多様に変化する社会のニーズに合わせて、再構成する場合があります。

「森林・林業・木材利用」分野で活躍できる技術者を養成する。
 

森林、林業、木材利用に関わる幅広い知識、技術を学んだ上で、地域の森林管理を担える林業技術者、木材利用技術者を育成します。
 その中において現場技術を身につけるのみならず、環境、生態系に配慮した森林管理の能力、木工・建築産業、森林環境教育等の森林、林業を取り巻く様々な要素についても知識を得ることで、時代の社会情勢に呼応した森林利用を考え、地域で働くことのできる人材を輩出します。

人材目標

■地域の山守としての誇りを持ち、従来の現場技術を確実に身につけたうえで、時代の変化に対応しながら、意欲とやる気をもって地域の森林管理を担える林業技術者


■地域の森林を適切な状態に維持管理するため、環境・生態系などにも配慮した森林管理・経営を企画提案することができる林業技術者

■国産材の特性を理解するとともに、建築材料や木材の品質管理と、原木から製品までの流通を行ない、付加価値を意識して加工・利用することができる木材加工技術者

森のコースへ
林業のすばらしさ

十期生 橋戸 俊

 私が、林業に出会ったのは高校生のときだった。そのときに、林業のおもしろさを知り森林文化アカデミーを知った。この学校に入学した目的は、将来は森林管理署に勤めたいと思い、そのためにも林業についてもっと深く知りたかったからだ。
この学校は、演習林が約30haもの面積があり、さらに地域の山林を借りてそこへ植林や枝打ちといった実習ができ、自分のためになるものばかりだ。林業作業以外にも、林産物、ものづくり、樹木同定など幅広い学習ができ森林は様々な分野で必要不可欠な財産だということも知ることができた。これらのことを学んできてみて、森林の重要性が良くわかり、林業とはとても奥が深くやりがいのあるものだと感じた。
これからの目標は荒廃しつつある森林を少しでも良くしていくため、今後の講義・実習などで森林の管理方法や対策などについて詳しく学んでいきたい。

森を学ぶ

十期生 桂川 晋

 私は、農業高校卒業後にアカデミーの森のコースに入学しました。この学校を希望したのは、中学生の頃から抱いていた「林業に携わる仕事に就く」という夢を叶えるため、林業に関する基礎知識を学ぶと共に、必要な技術や資格取得をしようと考えたからです。
 アカデミーでは、エンジニア科の全コースが集まってうける共通科目から、専門のコースに分かれてうける専門科目があります。特に専門科目については、植林や地拵え、枝打ちや下刈りといった実習から、安全管理や森づくりの基礎、測量といった知識を学ぶことができます。私自身も、新しい知識や技術を学ぶことができてとても充実した毎日を過ごしています。また、人の温かさや仲間の大切さを知ったり、地域の方とのつながりを築くことができる重要な場所であり、それがこの学校の一つの魅力だと考えます。
 近年では、林業の担い手が少ないことや高齢化が進んでいることが、林業の課題となっています。確かに、きつい仕事とか汚いという理由で避けられているかもしれません。私も実習で何度もそう思ったことはあります。しかし、下刈り、枝打ち、間伐後の林内の生まれ変わったような姿を見ると、自然と達成感が沸いてきて、気づいたら汚いとかきついという思いはなくなっていました。その思いは、自分のプラスになり成長へと繋がっていると思います。
これからアカデミーに入学してくる人たちも、いろんな授業を通して感じることや思うことは多いと思います。それを、将来に活かしていってほしいです。
まだ勉強不足で、林業の一員として全然ダメかもしれません。しかし、アカデミーで学んだことを今後の自分に活かして、林業の素晴らしさを伝えていける立場になれるように頑張っていきたいです。

自然とともに・・・

九期生 浅井 さとみ

 自然が好き
自然に関わっていきたい
この2つの思いをもって私はアカデミーに入学しました。
自然を身近に感じながら過ごしたアカデミーでの充実した2年間はあっという間に過ぎていったように思います。
私は木のコースに所属し、木造建築やものづくりについて学びました。難しいと感じることも多くありましたが、それ以上に設計を考えることを楽しいと感じたり、自分の手で木の道具をつくり木の温もりを肌で感じ、「つくる」ことの楽しさを感じたりしました。また、学んでいく中で自然のスケールの大きさや偉大さ、人が自然と関わっていくとはどういうことなのかということなどを知っていきました。
私は造園設計に興味をもっており、もっと造園について知りたいと考え、就職ではなく大学編入(信州大学)をすることにしました。
これからはアカデミーで学んだことを自分の土台にして、大学で新たに学ぶことをその上に積み上げ、前に進んでいきたいと思います。

学びを通して

九期生 宮部 さゆり

 現在、一月は終わりを迎えようとしている。
自然を人に伝えたい。そんな漠然とした理由で入学した。
私は、昔から人付き合いが苦手だった。だから、余計に人とのつながりを大切にするこのアカデミーという学校に憧れを抱いたのだった。入学当初、私は毎日の授業が刺激的で楽しさを感じていた。しかし、徐々に授業は難易度を上げ、実習はしんどさを増した。自分の無知さに愕然とし、時には逃げ出したくなることが何度もあった。その度に、周りの人の強さに救われていた気がする。具体的な夢を持ち、語り合う人たちがいる。何をするにも積極的で温かい人たちがいる。そんな人たちを見ると、自分がどれほど後ろ向きな生き方をしてきたかを思い知らされる。
アカデミーにふさわしい人間、人に流されない人間になりたいと強く思った。
 二年生になり、林業に関して学んでいる。日々、自分の言葉に対して責任を持つことを忘れないようにしている。林業架線の実習中、あらためてそのことを痛感していた。自分が今どこにいて、なにをしているか・・・どんな道具を持っているか・・・的確に伝えることもできない人間は、作業ができても現場・仕事では役に立たない。ほかにも、学ぶことは多くありこの二年間はあまりに短く貴重なものであった。
 私はこの春、国家公務員として中部森林管理局へ就職する。安定とか関係なく、林業と人を密接につなげることができる仕事を見つけた。自分自身多くの問題を抱え、社会人としてこれから生きていくことが正直不安である。しかし、この約二年間の毎日を無下にしないように生きていくために、社会へ出ても生涯をかけて自分なりの林業と向き合っていきたい。
 これから、アカデミーへ入学を考えている人、何か面白い学校がないかと探している人など・・・ぜひ、一度アカデミー学内を歩き、いろんな人に話を聞いてほしいと思う。
ここには、少し変わった面白い人ばかりだから。

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