山村づくり講座
森林は林業に加えて、水土保全や生物の生息地としての重要な機能を有しており、山村はこれらの森林の機能を維持して行く上で重要な役割を果たしています。 |
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山村で得られる資源のひとつとしてきのこがあげられます。それらには里山の手入れをすることで増産が見込めるマツタケ等の菌根菌や、里山から出る原木を利用して栽培できるシイタケ等の木材腐朽菌があります。アカデミーの実習では地域のアカマツ林をマツタケ山として整備したり、シイタケやムキタケ、マイタケなどの原木栽培を行っています。こういったきのこの利用は山村の収入源のひとつに成り得るだけでなく、地域の里山利用にもつながるものと考えられます。 |
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美濃市片知地域では、契約期限を迎える分収契約林への対応を契機に、今後の森林管理や過疎高齢化を含めた地域の問題について、有志による検討が重ねられ、総合的な地域再生を目指す計画作りが提唱されました。支援協力を要請された本学は、授業を通じて生物資源基礎調査、地域住民意識調査を実施した他、地域の合意形成のための「寄り合い」、外部人材とのネットワーク形成を目指す「ワークショップ」を開催し、それらの結果をふまえ、地域の将来に向けた提案を含めた報告書を作成しました。 |
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森林を活用した幼児のための自然体験活動「森のようちえん」をご存知ですか?森林文化アカデミーでは、授業や研究の一環として地域の自主保育サークルと連携し「森のようちえんプロジェクト」を実施しています。単なる幼児教育の現場としてだけでなく、森と人をつなぐ活動「木育(もくいく)」の普及、学生の実習現場の創出、地域貢献、森林の新たな利用提案、異年齢交流の場づくりなど、この活動が地域や学校そして林業にもたらすメリットは大きく、子どもを中心とした山村づくりのモデルとしての可能性も秘めています。 |
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十期生 堀 貴光 私が森林文化アカデミーに入学した動機は、山間地域で人々が暮らしたいという意欲を持つには、何が必要なのだろうか、と考えたからでした。けして便利ではなく、しかも仕事も少ない山村から街へ出るというのは、それ自体はごく自然なことです。なぜなら山村に居住するメリットが、昔ほど強くないからです。最近、外資による山林の取得などが報道されましたが、コトは外国資本による自然環境資産の占有問題にはとどまりません。より根本的な、私たちの社会や文化の抱える問題、具体的には土地に対する意識・概念の変革が迫られていると言って良いと思います。幸いな事に、アカデミーの先輩方のNPO活動や研究や暮らしを通して、上記の問題にアプローチさせていただくフィールドと、機会に、私は恵まれました。私自身すでに先輩が住む山村地域に下宿しており、一年目から地域の方とある程度のコミュニケーションを取れる環境にあることは、大変貴重でありがたいことだと感じています。 |


